大阪も桜が咲き始めた。やたらと暖かい日が続いたりしたものだから、今年は桜の花が早く拝めると思っていたのに、いつもより少し早いかなという程度。おかげで入学式シーズンに桜の花は持ちこたえられそう。身近に新入学の児童や学生がいる訳ではないのだけれど、私は桜の花にランドセルとか真新しい制服っていう光景を、こよなく愛しているので、今年も入学式の桜が拝めるのは嬉しいことだ。
桜の花が咲いたら重箱にご馳走を詰めてお花見をしよう……と思っていたのだけれど、今年は体調的にちょっと無理みたい。いささか残念ではあるのだけれど、それでも桜の季節の到来は訳もなく嬉しい。何をするでもなく、ただボンヤリと花を見あげる時間が好きだ。
桜の思い出を振り返ってみると「いつ・誰と見た」という記憶はぼんやりと霞んでしまっている。それなのに「あの時見た桜の美しさ・あの時の自分の状況」というのは比較的鮮明に覚えている。桜の花は、誰かと一緒に見あげるものではあるけれど、自分の内側にあるものと一緒に愛でるものなのかも知れないなぁ……などと思ったりする。
だからこそ執着心をもって桜を待ち焦がれてしまうのかも知れない。私にとって、いっとう好きな花は白い木蓮の花だけど、桜はまた別の意味で特別に好きだ。
来週末あたりは身近なところで良いので、ちょこっと桜を観に行けたらいいなぁ……なんて思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。