母の従兄弟が亡くなった。
4年間の闘病生活を思うと、残念というより「お疲れ様」という感じがする。
今日がお通夜で、明日が告別式。桜を待たずに逝ってしまったのだなぁ……
お通夜には間に合わなかったのだけれど、明日の告別式には参加しようと思う。
彼とは、それほど近しい親戚ではなかったのだが
私と彼は生ぬるいメル友、あるいはPC友関係にあったのだ。
そろそろ死んでしまうだろうと分かっていたけど、やはり哀しい。
彼は静かな人だった。
技術者として生き、生涯娶らず、ひっそりと生き、そして死んでしまった。
私が彼と親しくなったのは、ほんの最近のことで
彼がどんな人生を送ってきたのか知らないけれど
その生き方は「静謐」というような印象で
切ないくらいに淡々としていた。
今さら言っても、せんないことだが、もう1度会いたかったなぁ……
もしかしたら彼は、死の間際など人に見られたくなかったかも知れないけれど
私は、もう1度会いたかったよ……
ある意味において、死は……
特別なものではなくて、ごく当たり前の出来事なのだけれど
自分に係わる人の死というのは、いつも特別で、そして哀しい。
もう2度と会えないという究極の別れの形だからなのかもなぁ。
今日の日記は彼の冥福を祈りつつ。