白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2007年01月12日(金) 読書的日常

最近、通勤時に本を読んでいて電車を乗り過ごしたり、出発ギリギリのところを危うく飛び出したりということが多い。

「ハッ」っとして顔を上げたら駅を乗り過ごしていた……という感じなのだ。本のアタリが良いということもあるとは思うけれど、何故だか異常に本への入り込み度が高まっているようだ。没頭するというのか、なんと言うか。トリップ感がたまらない今日この頃である。

乗り過ごしてしまった後で、本を閉じてあれこれ考え込む時間がとても好きだ。幸せな気分に浸ったり、時に暗くなったり。作り物の世界で遊んで後で、自分の内面を見つめる作業をしているのだろう。

そんなときは誰かに話をしたいと思うのだけど、そういうことを誰かに話すのってちょっと難しい。その本を読んでいる人なら手っ取り早いのだけど、そうでなければ本の説明からしなければいけないし、よしんば同じ本を読んでいたとしても、感じるポイントが激しくズレていたら、いまいち話が盛り上がらないだろうから。

つくづく読書は地味な趣味だと思う。だけど読まずにはいられない。だって好きだから。そして好きって感情には理由なんて無いのだ。これは私の読書に限ったことじゃなくて、きっと誰しもそういう「好き」があるのだろうなぁ。

今週末は、ほったらかしにしている読書録をまとめたいと思っている。明日もまた本を貪ってしまうのだろうなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2005年01月12日(水) 鈴虫寺
2004年01月12日(月) お祝いとか…とか。
2003年01月12日(日) 『K−19』
2002年01月12日(土) 捨てられた「彼」と素敵な「マダム」

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