白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2006年12月15日(金) 浮気と本気

今日は既婚女性の同僚から、自分の夫に「私をあまり蔑ろにしていたら浮気してやるから!」と宣言した話を聞かされた。

その時は場の雰囲気に合わせて「そりゃぁ、強気に出たねぇ。でも、それくらいの方が良いかも」などと言ってみたけれど、内心では「なんて可愛らしい人なんだろう。夫のことが好きでたまらないんだなぁ」と思っていた。「かまってくれないと浮気をするぞ」だなんて「お菓子をくれないと悪戯するぞ」とアピールして歩くハロウィンの子供みたいだ。彼女の夫には、ぜひぜひ彼女の気持ちを汲み取ってみらいたいものだ。

ちなみに彼女の夫は売り言葉に買い言葉で「お前を相手にするヤツがいるかなぁ」と言ったらしいが、同僚も負けてはいずに「さぁねぇ。男職場にいてチャンスが無いなんて事あるかしらねぇ…」と返したそうだ。まぁ……現実問題として考えると彼女の言葉は正しくて、思わず苦笑してしまった。

「浮気」って、しようと思えば簡単に出来てしまう訳だが、私の場合は性格からして無理じゃないかなぁ……と思う。する時は浮気じゃなくて本気。そして、たとえのっぴきならない事情があって何某かの行動に出ることがあったとしても「浮気」ではなく「離婚」を選択するような気がする。浮気って、自分の伴侶に対しても、浮気相手に対しても失礼な行為だと思うから。

もし夫に「私がするとしたら浮気じゃなくて本気だよ」と言っても信じてはもらえないだろうなぁ……と思う。夫と出会ったのは生活が安定していた時期だったから、夫は私の強い一面を全く知らない。気が強くて、鼻っ柱の強い女だとは思っているだろうけど。

そりゃそうと同僚の「かまってくれないと浮気するぞ」な発想も理解出来なくはない。人間はそう強い生き物ではないから、想っているだけ、あるいは尽くすだけでは満たされない。相手から大切にされたいと願いのは当然のこと。もっとも「当然のこと」である「愛し・愛され」ってのが難しい訳なのだけど。

……なんて事を書いてはいるが、今のところ浮気も本気も考えていない。一生懸命、夫との生活を大切にしようと思っていて、そういう事とは無縁で生きおおせたら良いのだけれど……果たしてどうだろうなぁ。今日は同僚の言葉に、あれこれ考えさせられてしまった。愛とは不可解なものだなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2005年12月15日(木) フナたちの冬
2004年12月15日(水) 輪廻転生ネタ
2001年12月15日(土) その名は「トトロ」

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