白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2006年10月06日(金) 知らない街

電車に乗って知らない街へ行くのが好きだ。オフィス街や商業地じゃないような街。ありきたりなご家族が、たくさん住んでいるような場所。駅前にスーパーと本屋さんと喫茶店があれば上等……みたいな。

今日は仕事で知らない街の市役所に行ってきた。朝のラッシュに紛れて、自分のテリトリーではない場所に行くのって、恐ろしく草臥れるのだけれど「はじめての街に行く」ってだけでテンションが上がり、雨降りだというのに鼻歌交じりで車窓を見ていた。線路沿いに園芸屋さんが経営しているであろう薔薇園を発見して「休日だったら途中下車したのになぁ」と残念に思った。

市役所での用事はいしいしんじの小説に出てくるような、優しい目をした丁寧な言葉遣いの男の人が対応してくれて、予想外に簡単に終わった。帰りに駅構内のジューススタンドで季節限定の「梨ジュース」を飲んだのだけど、無難にバナナジュースとかミックスジュースを飲めば良かった……と、少し後悔。

初めての街に行くと必ずするのが「この街で暮らす」という脳内シュミレーション。こういうアパートの、こんな部屋を借りて、行き付けのスーパーはここで、お気に入りの花屋はここで……と、考え出したらキリがない。独身時代に、このテのシュミレーションをする時は、きまって「1人暮らしをしている私」という設定だった。そして、今日のシュミレーションは…というと、やはりの「1人暮らしをしている私」という設定だった。

誤解の無いように付け加えておくと、夫との暮らしに嫌気が差しているから……という訳ではない。たぶん、これは癖なのだと思う。長年行ってきた1人遊びの癖は、そう簡単には治らないのだ。

今週は仕事が忙しくて1週間がやけに長く感じられた。明日らか待望の3連休。まずは身体を休めたいなぁ……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2005年10月06日(木) 朝のホームで
2003年10月06日(月) 感じあうのがツボらしく
2002年10月06日(日) 1周年ありがとうございます。

白蓮 |MAILHP