結婚してずっと我が家は花を切らしたことがない。
スタートは結婚祝いに友人からドッサリ戴いたお花。3週間は楽しませてもらった。その後は雛の節句に買ったお花のセット。そして今日もスーパーでパックの花を買ってきて、試行錯誤しつつ活けてみた。季節の花を好きなだけ、好きなように活けるのが理想だけど懐具合と相談すると、なかなかそうも言っていられない。お花でお腹は一杯にならない……これが真理。
花を買うのを止めて、その分食卓を豪華にすれば良いんだけどなぁ……と思いつつも、ささやかな花束を買ってしまうのは、花好きのサガである。花と向き合うときの楽しさと、忘我の心地良さがたまらないのだ。もちろん活けた花を愛でる好きだ。
活けるのが好きなら、いっそ育ててみれば良いのだけれど、栽培となると全く駄目。なので庭先を花いっぱいにしている御宅を見ると「ここの住人は素敵な人なんだろうなぁ」と、うっとりしてしまうのだ。花を手入れしている人を見るのは楽しい。男性でも女性でも、ちょっと魅力的に見えるから不思議だ。
あぁ……それにしても。誰か花束なぞ贈ってくれないだろうか。スーパーの花を細々活けるんぢゃなくて、たっぷりと量のある花達を思う存分活けてみたいのだ。そりゃぁ、まぁ。私だって働いている訳だから、花くらい自分のお小遣いで買えば良いのだけれど、なかなか踏み切れないところが小心者の小心者たるゆえん。
大好きな白い木蓮が咲き、梅が散り初めて、そろそろ桜が咲く……ってことで自分の中にある「花」に対する熱が高まっているらしい。自然の花を愛でるのも良いし、自分の手元に飾るのも捨て難い。要するに花の季節に突入して、いささか浮かれ気味なのだろう……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。