白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2004年07月21日(水) 切なさの行方。

私は「切ない」って言葉が好きぢゃない。

言葉そのものを嫌っているという訳ではなく「切ない」を多用するのが嫌いなのだ。特に女性は「切ながり」が多いような気がする。女は黙って札幌ビール(←ミルクティでも、ミックスジュースでも日本茶でも可)と思う私としては、やたら滅多と「切ない」を求めたり、口にしたりする人と言うのは、どうにも信用できないのだ。もともと根が意地悪に出来ているせいか「わざわさぜ求めたり、口にするほ余裕があるなんて上等じゃないの。まっ、勝手にやっれば」とか思ってしまう節があるのだ。

それを感じるな……と言うつもりはない。誰にも見せないつもりの日記に、こっそり書いたり、あるいは現実生活とは離れた場所(WEB日記などは最適かも)で、呟きつつ、現実生活ではガッツリ頑張っている人は、むしろ好きだし。

ま。それはともかく「切ない」ってフレーズはあまり使いたくないと日頃から思っているのだが、今日は、とある人のメールに「それは切ないですね」みたいな一文を書いた。その人の状況が、あまりにも切ないというか、大変そうだったので。意識せず。ポイッっと。したらば、相手から「切ないって言葉は哀しいけれど、温かい言葉ですね」と返信があり、目から鱗が落ちた。

自ら求めたり、アピールしたりという風に使われる「切ない」は自己中心的で、見ようによっては見苦しいが他者に対して使う場合は「温かさ」を含んでいるのだなぁ。そう言えば、そういう使われ方をした時に限っては「勝手にやってれば」なんて風には思わなかったような気がする。馬鹿とハサミは使いよう。言葉も使いよう。もっとも、これも匙加減を間違えば偽善的で見苦しくなる可能性はあるのだが。

それはともかく、私の中では、ものすごい大発見だった。

今日は残業もそこそこに、乙女な母を病院へ送迎。病院の待ち時間の間に100円ショップでお買い物。最近、コンビにでも、とんと見かけなくなった森永の牛乳プリンを購入。食後のデザートにした。美味しかった。子供だましな味と乳臭さが、たまらなく良い。何かと草臥れがちな夏のオヤツには最適ではなかろうかと思った。

さて。今週は、あと2日。もうちょっと頑張らなくてはなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2003年07月21日(月) 思い出はプライスレス。
2002年07月21日(日) ブドウ屋のおばぁ。

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