白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年07月21日(日) ブドウ屋のおばぁ。

今朝、地元最寄り駅の近くにある「観葉植物店」が
忽然と「ブドウ屋」に変わっていた。

私の住んでいる地域では、山沿いでブドウを栽培している農家が多くて
デラウェア(種無しブドウ)が名産品だったりする。
この時期になると街のあちこちに
夏だけの期間限定でブドウの直売店が出現するのだ。

「観葉植物店」は、おじぃが1人で経営しているのだが
この時期になると、おばぁが1人のブドウ屋に早変わりする。
夏場は店を開いていても、観葉植物はあまり売れないらしくて
おじぃは、夏の間に長い休みを取り
おばぁは、夏の間にしか採れないブドウをせっせと売るのだ。
なんとなく「二毛作」ってな感じかも知れない。

ブドウ屋のおばぁは、女ながらに浪速の商売人らしくて
おばぁの店で、地方へブドウの発送を頼むと
正月には「今年もよろしく」とて年賀状が送られてくる。
ワープロとか、パソコンでなくて
手書きってあたりが「おばぁ」っぽくてイイ感じなんである。
ちなみに送り主は「ブドウ屋」と書いてあるだけで
おばぁの名前も、住所も書かれていない。
もっとも、年賀状をもらった方も「ブドウ屋」と書かれているだけで
誰が送ってきたのかは分るから、さほど問題はないのだが。

今年も、おばぁは元気そうに店番をしていた。
毎年、店じまいの時には「来年も会えるんだろうか」と思ったりするのだが
今年もおばぁの元気な顔が見られて、なんとなく嬉しい。
休日にでもブドウを買いに行こうと思う。
↑ブドウ屋は閉店時間が早いので出勤帰りは、もう閉まっているのだ。

台風もいってしまったし、梅雨もあけたし、ブドウ屋も店開きをしたし
夏だなぁ……と思ったりして
今日の日記は、これにてオシマイ。


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