下着ドロにやられてしまった。
帰宅するなり乙女な母が「ねぇ、白蓮。昨日はちゃんと服着替えたよね?」とのたまう。いくら私が無精者で大雑把だからって、2日も同じ服を着るだなんてこと、あるはずもないのに失礼な……と思っていたらば、私のブラジャーとパンツが見当たらないとのこと。乙女な母は洗濯物を取り入れている時に気付いたらしい。いわゆる、下着ドロってヤツだ。
酷い。なんて事するんだ!
乙女な母は「私のは持っていかないんだから失礼よね」とて、なんだか別の方向で憤慨していた。今日は乙女な母の通院日だったので、恐らく乙女な母の留守中に被害に遭ったものだと思われる。「家にいたら気付いたはずなのに」と乙女な母はブツクサ言っていたけれど、いない時で良かったと私は思う。鉢合わせをして犯人に何かされたら一大事だし、もしアッサリ引き下がってくれたとしても万が一、犯人が顔見知りだったりした日にゃぁ、お互い気分が悪いだろうし。
「それにしても気味が悪い」と乙女な母は不安顔だったが、私は気持ちが悪い云々よりもムカついてならなかった。窃盗は犯罪だ。女性の下着が好きな倒錯者を擁護するつもりはないが、そういう性癖はある程度仕方が無いことだと思う。だが、それにしても見るからに、つつましい暮らしをしていそうな民家から盗むことはないだろう。もっとお金持ちそうな家から盗んだらどうだろう。黒の下着は1セットしか持ってないのにぃぃ。酷いぢゃないか。
この暑さで下着ドロも頭沸いてたんぢゃないかなぁ……などとツマラナイことを思ってみた。
とりあえず下着を買わなくちゃ。そして下着の干し方も考えた方がいいかも。そんなに取りやすい場所ではないはずだが、1度盗まれたってことは2度目がないとも限らない訳だし。
ま。とりあえず数が足りないのは困るので、早々に下着を新調せねばなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。