白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2004年04月30日(金) 病院。そして病院。

今日は乙女な母の定期検査日。乙女な母を病院へ送迎。検査の結果はイマイチ思わしくない感じ。乙女な母は落ち込んでいたが薄情な娘は心配するよりもむしろ溜息。どうしたものか「心配」とか「同情」とかいう気持ちが沸いてこない。亡父の経緯を見ているだけに長く掛かるだろうことが予測できるから、ガックリくるという部分もアリ。

「どうせ長くい付き合いになるんだろうけど、最後まで付き合ってあげるから、かかってきな」てな感じか。私も一応、未婚女子なのだけど、ここのところ発想とかノリがオバチャン臭くていけない。愚弟など「オバチャンと言うより、むしろ漢」とか言うし。

ああ、だけど私は漢ぢゃない。乙女でもないけど。

凹み気味の乙女な母を家に残して派遣会社と職安へ。派遣会社では「怪我の具合はどうですか? でも運が良かったですね」と何人かに聞かれて、いたく恥ずかしかった。早いところ交通事故のことは忘れてもらいたいのだがなぁ。

帰り道、駅ホームで自宅より電話。十四歳になる愛犬のサチが痙攣を起こして大変だとのこと。乙女な母にタクシーを呼んで、サチを動物病院へ連れて行くように頼む。もちろん私も乙女な母に遅れて動物病院へ。犬の年齢が年齢なだけに最悪の事態を連想して目の前が真っ暗になったが、痙攣は全身のものではなく、後ろ足の関節炎による足の痙攣だったらしく、そういう事態には陥らなかった。しばらくサチは病院通い。老犬だから病気になるのも仕方のないことだが、それにしても人騒がせなワンコである。ドキドキしたおかげでドッと草臥れた。1日で2軒も病院へ行くことになろうとは。

明日はちょっと自分のために時間を使おうと画策中。映画の日でもあるし、ちょっくら映画を観てこようかと。今のところは『パッション』を候補に挙げている。落ち込みそうな、気持ち悪そうな予感がするのだがも観たいという好奇心がウズウズ。キリスト教国では話題になった作品らしいが、キリスト教とは係わり合いのない人間が観ても感動するのかどうか、ちょっと検分してみたく。自称、遠藤周作フリークなのでキリストネタは押さえておきたい……などと言う読書オタク的感覚もアリ。

ま。予定はあくまでも予定なので、どうなるかは定かでないが、とりあえず明日は映画と買い物だ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2003年04月30日(水) 医療ミス〜他人事ではないわけで〜
2002年04月30日(火) トホホな大人は素敵な大人を目指す。

白蓮 |MAILHP