10月1日に愚弟が社会復帰するそうな。
2年と3ヶ月弱。長い長い月日だった。つくづく目出度い。ちゃんと会社にも復帰できるそうだし、製作中の義指(作業用と装飾用があって、装飾用の方)を付けたら、コップくらいなら持てそうだとのこと。1番長く感じていたのは愚弟だろうけれど、私だって長かったよ。愚弟よ。これからは社会に荒波に揉まれて頑張ってください。姉はあなたが苦労している姿を見るのが楽しみです。ま。色々とあったろうが、家にいれば、あなたの味方しかいなかったけれど、これからは、そうもいかないだろうから。
つくづく目出度い。
……だけど。私は知らなかったよ。愚弟が10月1日に社会復帰するだなんてさ。最後の手術が遅れた時もそうだったけど、乙女な母が他人に電話をしているのを聞いて、はじめて知ったのである。これって、ちょっと酷いんじゃなかろうか? 目出度い話だから怒りゃしないが、そうでなければ怒っていただろう。こういう場面で本質って見えてくるよね……と、めずらしく卑屈なことを思ってみたりしたが、ここは、つまらない事で喜びに水を差してはいけないだろう。
とりあえず、おめでとう。愚弟! でもって、気にかけてくれていた人に改めて御礼を!
「喜びごと」ってのは、こんな風にして、あっさり訪れるもんなんだなぁ……などと感じ入ったりしつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。