白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2003年06月22日(日) 記憶装置の異常?

今日は6月隊のお誕生日会へ行ってきた。
6月隊のお誕生日会ってのは、6月生まれの友人の集いである。
ま。誕生日会と言うよりも、実質的には「贅沢食事会」なんだけど。
今年は高級イタリアンにチャレンジ♪
大阪では有名店(?)のポンテベッキオってお店でランチ。
コンソメスープ仕立てのアワビの冷製が美味しかった。
どれもこれも至福の味で、お値段は腰が抜けるほど高かった。
でも、たまにはこういうのも良い。
自分で得た糧で贅沢をすると「頑張って働こう」って気になるものだ。

そりゃそうと。

今日は昼食を食べ終わった時間が遅く
我が家の夕食時に、食事ができるほどお腹がすいていなかったので
私だけ食事の時間をずらして食べることになった。
で。私もそろそろお腹に余力が出てきたので
お茶漬けでもして、軽く済ませようかな……と思っていたらば
乙女な母が素麺を作って食卓に並べた。
パスタを食べに行ったのに、何故に素麺??

私が首を傾げていると、乙女な母は「白蓮が食べると言ったから」と言う。
自宅の最寄り駅に着いた時、私はスーパーで買い物をして帰宅するべく
乙女な母に、切らしているものがないかどうか電話を入れた。
その時、私は「今日はお腹が一杯だから素麺でも食べる」と言ったとのこと。
しかし私には、まったく記憶にないのだ。
まして「素麺を食べたい」なんて、これっぽっちも思っていなかったのだ。
買って帰るものについて、乙女な母と交わしたやりとりは覚えているし
「携帯だから、もう切るね」と自分から電話を切ったのも覚えている。
魂に誓っても「素麺が食べたい」なんて言っていないはず……なのだ。

しかし乙女な母は「間違いなく言った」と力説する。
私をかつごうとしているとか、からかっているのではなく真剣に。
たぶん乙女な母も、私も間違っていないのだと思う。
ただ、どちらかが自分の言ったことを忘れているだけなのだ。
「乙女な母の思い込み」と思いたいところは山々なのだが
私は過去にも似たようなことをしでかしているので自信が持てないでいる。

愚弟が1人暮らしをしている時、前夜に愚弟に会ったことを忘れて
翌日、再び実家を訪ねてきた愚弟に向かって
「久しぶりに会ったんだから云々……」と言って愚弟を驚かせたり
朝、起きたら書いた覚えのないメールが送信フォルダに残っていたり。
↑メールの内容は「書かなくちゃ」と気にしていることだったけど。
朝起きたら「明日しよう」と思っていた用事が知らない間に済んでいたり。
↑乙女な母や、愚弟は「絶対していない」と言っていたし。

私の頭の中の記憶装置は、どうなっているんだろう?
今回の場合など、乙女な母ではなくて私の勘違いだとすれば
私は食べたいと思っていないものを「食べたい」と言ったことになる。
私は自分の思ってもいないようなことを口にする人間なんだろうか?
……もっとも、そういう傾向が全く無いとは言い切れないんだが。

ただ1つ分かっているのは、こういう失敗をする時って
ダメダメ度が、どうしようもないくらいに上がっているか
自分の中にある何処かしらの器が溢れてしまっている……ってことだ。
なんだか軽く憂鬱になってしまった。
それより、何より、私はこれから先の人生も
何度も同じ失敗をしてしまうんぢゃないかと思うと不安である。
素麺レベルで踏みとどまっている分には一向に構わないんだけど。

考えてみたところで、はじまらないので考えるのは止めることにする。
明日からまた頑張って働くぞ。そしてまた美味しいものを食べに行くのだ。
……ってことで今日の日記は、これにてオシマイ。


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