最近、お向かいに住む一人暮らしの婆さまの体調が良くない。
持病の腰痛が酷くて、寝込むというほどではないのだが
日常生活の動作が辛くなってきたらしくて
介護保険を使って、ヘルパーさんを頼むことになった。
ヘルパーさんが来てくれるのは朝夕に1時間づつ。
土曜も日曜もなく毎日訪ねてくれて婆さまの家事をフォローしてくれる。
「ビバ! 介護保険!」と言いたいところだが
現実問題としては、なかなか手放しには褒められない部分がある。
向かいの婆さまは借家暮らしをしているものの
経済的に豊かなので、ヘルパーさんを頼むのも支障はないのだが
年金の支給状況や、懐具合によっては
ヘルパーさんを頼むのをためらう人も多いのだとか。
ヘルパーさんと少し話をする機会があったのだけれど
なんだかなぁ……って思ってしまった。
もちろん、なにも無いよりは、ずっとマシだと思う。
だが実際は「頼りたいのに来てもらえない」という状況が多いらしく
実際に仕事をしているヘルパーさんのジレンマも大きいらしい。
死ぬまで健康でいられるのが理想だが、なかなかそうはいかない訳で。
1人でしっかり生きていくのも良いし
家族に支えながら生きていくのも良い。
だが、どんな選択をしても「老いる」というのは大変だなぁ……と思った。
TVに登場するような、お達者なご老人ばかりなら
どんなにいいだろうなぁ……と思ったりする。
自分自身も避けては通れない道なだけに
こういう機会があると「うむむ」と考え込んでしまうのだ。
まぁ。どんなことでも「なるようになる」訳で
そんなに憂いてばかりいても仕方がないのだけれど
ちょっとは興味を持っていかなくちゃなぁ……と思ったりしたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。