+++恋の味+++



 年齢差。

わたしと彼には、年齢差があります。
10歳くらい、彼の方が年上です。

彼は、彼の歳にしては、若いかもしれない。

若作りなのではなく、全身から、
「甘えったれ」が見え隠れします。

男はみんなそうなんだ、とも言いますが、
それにしても、かれは、
わたしより年下の女の子に、「かわいい」
という印象を持たれてしまいます。

その理由の多くは、「お腹」だと思いますが。
トトロのような、サンタさんのような、ぷーさんのような、
ぽこん、としたお腹。
(あれは、かわいいでしょう。そこは、ちょっと自慢だ)


彼は、10も年下のわたしにも、平気で甘えます。

「仕事が忙しくて、会えない」って言えば、
「えぇぇ〜(;_;」

座ってテレビ見てたら、
「ひざまくら〜」


けれど、わたしはその倍以上甘えてます。
最初は甘え方を知らなくて、
甘えられなかったけれど、彼を見て覚えました(笑)


彼の子どもは、きっと、すごく甘え上手だろう、と思う。
だって、あんな上手な「おてほん」がいるんだもの。



けれど、時折気がつくのです。
彼が甘えるのは、わたしを甘えさせるため
なんじゃないかなぁ、と。

彼が、「会いたいよ」って言ってくれれば、
わたしは「がまんしなさい」って、言ってられる。
彼が、「ひざまくら」って甘えてくれば、
わたしは「しょうがないなぁ」って言いながら、
彼のあたまをなでられる。
 (わたしは、頭なでるのが大好き!)


彼が甘えてくれるのは、
わたしを『優位』に立たせてくれるためかな?

わたしは、泣き言をいうのも、諦めるのも嫌い。
だから、甘えるのだって苦手だった。

けど、彼が甘えてくれれば、
わたしも自然に甘えられる。
強がりが言える。


自然にやっていることなんでしょうか?
けれど、こんなことに彼の『大人』を、
少し感じてしまったりします。
わたしには、がんばってもとても出来ないことなので。

2002年02月25日(月)
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