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■ やさしいひと
いつもやさしい人。 時折やさしい人。
得なのはどっちだろう?
いつもやさしい人は、 いつでもわたしのことを気にしてくれる。 黙っていれば「どうしたの?」って聞いてくれるし、 眠そうにしていれば、寝てもいいよって言ってくれる。 弱音を吐けば励ましてくれるし、 時折は突き放してもくれる。
いつでも励ましたり、突き放たしたりできるように、 わたしを見ていてくれる。
時折やさしい人は、わたしのことは気にしない。 わたしが話したいことがあっても なかなか気づいてくれないし、 黙っていても、気にもしてくれない。 弱音を吐けば励ましてもくれるけど、 逆にすごく落ちこませることもある。
けど、わたしを落ち込ませるだけの言葉を持っていて、 時折、思い出したように気にかけてくれる。 時折、思いもかけずに慰めてくれる。
わたしはバカなので、何度も同じことをしてしまう。 いつでもやさしい人は、 いつでもやさしいのが当然だと思ってしまう。
わたしの言いたいことを言葉にしなくても、 わかってくれるような気がして、 言葉にしない気持ちをわかってもらえないと、 少し、拗ねたりして。 いつもあるやさしさを当然のもののように思ってしまう。 それがないと「なんでないんだろう?」って、 ないことに苛立ちを覚える。
いつも、いつも、彼がわたしのことを 気にしていることが、当然になっている気がして、 甘えすぎてしまう。
時折やさしい人は、 いつもは全然やさしくないので、 いつもはとても寂しいけれど、 気がつけばその寂しいのが当然になっていて、 たまぁに、やさしいと、すごく嬉しい。 たまぁにかけられる言葉が、 例えそれが「おやすみ」だけでも嬉しかったりして。
ちょっとした言葉なのに、 気まぐれでかけた言葉かもしれないのに、 思わず夢中になったりして。
いつでもやさしいひとは、ダンナ向き。 時折やさしい人は、恋人向き。 ・・・そんな感じかな?(笑)
彼は、いつでもやさしい人。
いつもやさしい言葉をかけてくれる。
彼がやさしい言葉をくれないとき、 自分の気持ちと、自分の言葉と、自分の態度と、 全部を見直してみる。
わたしは、彼にやさしくしている?
彼のくれない言葉、 彼から欲しい言葉、 わたしは、彼にあげているかな?
やさしくされるのは、嬉しい、気持ちいい。
けど、わたしがしたいのは、 『やさしくされること』じゃなくて、 『やさしくすること』だったはず。
いつも、なかなか思うようにやさしくできなくて、 恥ずかしくて「好き」とも、すぐ言えなくて。
彼がわたしにやさしくできないときは、 わたしが彼にやさしくしてあげたいと思う。 ついついけんかしちゃうけど、やさしくしたい。
2002年01月09日(水)
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