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■ 一緒にいなきゃダメなんだ
大切な人のことを考えるとき、 その人のために何ができるのかなぁ。って考える。
できることが一つでもあれば、嬉しいと思う。 それが、わたしにしかできないことなら、 もっと嬉しいと思う。
彼が、つらいことがあって、 そのときにわたしを支えにしてくれたら、嬉しい。 そのためなら、なんだってしてあげたい。
いま、わたしができることは、 『別れること』じゃなく、『一緒にいること』。
彼の気持ち、彼の状況、 聞くたびに、別れられなくなる。 少しでも、一緒にいたいと思う。
奥さんと、別れて欲しいんじゃないよ。 できれば、家族とずっと一緒にいて欲しいと思うよ。 いまつらくても、いつかそんなこと忘れて、 きっと笑っていられるよって、 わたしのことは忘れても笑っていられるよ、って言いたいよ。
彼の幸せが、 彼の子どもと一緒にいるときにあればいい。
いま、わたしが泣くのは、別れるのがつらいんじゃない。 彼が、幸せでいて欲しいから。 その幸せを手離して欲しくないと思うから。
女の人と、男の人は、子どもに対する感情がちょっとちがう。 けど、大切なものだよね。 かけがえのないものでしょう?
一緒にいないと、ダメなものでしょう?
離れていても、幸せな家族がある。 けど、それは本当はすごく難しい。 子どもに「離れているのが、幸せな形なんだ」って、 それを理解させることって、すごく難しい。
一緒にいないと、ダメなものでしょう? ずっと一緒にいて、ずっと子どものこと見てて欲しいと思う。
わたしは、離れていても、それがいい形なんだって思える。 少しさみしくても、わたしに笑いかけてくれて、 好きだと言ってくれて、 支えにしてくれるなら、それが幸せだって言える。
わたしといるときが、一番幸せであっても、 子どもと離れたら、それが一番幸せだとは思えないと思う。
彼の幸せは、子どもと一緒にある。
そう思うよ。 だから、頑張ってほしい。 子どもを捨てた父親にならないで。 いつか、子どもに捨てられてしまうよ。 子どもに恨まれてしまうよ。
そんな気持ちを知らないでいてほしい。 彼にも、その子どもにも。
彼はパパだから、自分のためだけに自分がいるんじゃない。 子どものためにも、自分がいる。
それがわかっているから、苦しいのも知ってるよ。 子どもと一緒にいられることだけが、 幸せじゃないって思うのも、わかるよ。
けど、一緒にいなきゃダメなんだと思うよ。
2001年12月17日(月)
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