+++恋の味+++



 おはなしすること

テレビで『対話士』のことをやっていた。
確か、対話士でよかったと思うけど…
今日のことなのに、うろ覚え(爆)

なんでも、
『ただお話を聞いてあげる』職業だそうだ。

ずぅっと、相手の話に相槌を打ちながら、
お話を聞くんだって。
相談を受けるんでもなく、
カウンセリングするんでもなく、
ただ、「そうだね」って言うんだって

その人たちにお仕事を頼むのは、
“お話を聞いて欲しい人”

ここに日記を公開してる人も、
きっと“お話を聞いて欲しい人”なのかな?
全部の人がそうだとは言わないけど、
きっと、そういう人がいっぱいいるんじゃないかな?

“お話を聞いて欲しい人”は、
お話することによって、
自分の中の何かを整理したい。
誰かの意見を必要としているんじゃないのだ。
ただ「そうだね」ってうなづいて欲しい。

本当は、自分がダメなことも、
どうするのが一番いいことなのかもわかっているけど、
“正論を論じられること”が欲しいんじゃない。

ダメな自分、
ダメでしかいられない自分を少しでも認めたい。
それで、少しでも前に進みたい。

そう思った。


だって、私がそうだからね。


「だって」
「でも」
「だから」

理由を付ける言葉は私の口癖。


ナンパするときに、
「“理由”を作ると、会いやすくなる」
そう言った人がいました。
例えば「CD貸して」とか、「PC見てあげる」とか、
そんなことでいいみたいなんですが。
そういう“理由”をつけると、会える確率は上がるらしい。

女の人は“理由があること”が安心できる。
“理由”があって、言い訳ができると、
一歩踏み出すことができる。

そんなことを聞いたことがあります。
私は、その見本みたいな人なのかも知れないな。

“自分”に自信を持っていると思う。
多分、プライドも高い方なんでしょう。
(そう言われたことが何度かあるので)

でもそれは、いつでも自分に
『自信があるのよ』って言い聞かしているのかな?
『頑張ってるんだから、自信持ちなさい』って、
ココロの中で自分を励ましてるのかな?
って、自信がなくなってくると思う。

それを解消するのは『おはなし』
お話をして“自信”の裏づけをする。
見えない自分の気持ちを整理して、
ちゃんと自分の位置を見つけてあげる。

そうやって私は、
この日記で自分の気持ちを見つけてきた。
自分の言ったことを読み返して、
思っていたことを言葉にして、
ちょっとずつ気持ちの整理をしてる。

きっと、そういう人はいっぱいいるんだろう。
(希望的観測(笑))
やっぱり“おはなし”って、重要なことなのねぇ。

なんて、おもった一日でした(笑)


2001年11月27日(火)
初日 最新 目次 MAIL