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| 2026年05月17日(日) ■ |
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| 『ONE PLUS ONE VOL.3 TETSUYA TAKAHASHI × TATSUYA KASHIMA』 |
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『ONE PLUS ONE VOL.3 TETSUYA TAKAHASHI × TATSUYA KASHIMA』@BAR?CCO
ハシゴでこちら。このデュオであれとかあれとか聴けてもう
[image or embed] — kai (@flower-lens.bsky.social) 1:23 · May 18, 2026
人生の理不尽への口惜しさみたいなものが優しい音に転じるような。なんだろうな。諦めとも違って達観とも違う。闇雲なポジティヴさでもない。
----- Vo、G:高橋徹也 B、Vo:鹿島達也 -----
以前観た高橋さんと鹿島さんのデュオすごくよかったんだよな〜5年くらい前だったかな〜と調べたらなんと12年も前だった。まじで…時間過ぎるの早い……サラヴァ東京ももうありませんからね。数年ごとにやっていて、今回は高橋さん曰く「2〜3年ぶり」くらいだそうです。
鹿島さんにやってみたい曲はある? とリクエストを募ったら3曲選んできたそうで、その3曲がえらいよかった。「意外な人」、「Swing」、「女ごころ」。「女ごころ」以外はそもそも演奏されることが少ない楽曲でレア、ということもあったけど、「意外な人」がめちゃくちゃよかったなー。リズムが裏打ちで歌メロもレゲエっぽいのにそうならないところ、高橋さんの野生の思考。野生なのにもはや名人芸。そしてこの詞にはこの曲しかなかろう、これは運命だ! とすら思わせられる、「生まれる前から一緒です」みたいな──自分でも気味悪いこといってんなと思うけど──詞と曲のニコイチ感。言葉が脳に直接ズドンとくる(これも気味悪いな、我乍ら)。
この曲で鹿島さんが使っていたベビーベースの話が面白かった。サステインがないのが特徴で、歯切れがいい音になるとのこと。面白い音になるので音源も聴いてみてねという話。楽器自体がもうつくられていないので持っているひとは少ないらしい。
これかな。 ・Ampeg 1960's Baby Bass BB-5 "Original Five Strings with White Finish"┃GUITAR TRADERS サルサ等で使われることが多いそうです。あっ成程レゲエというよりサルサか!
そこから『REST OF THE WORLD』の話になり、『ある種の熱』がいかにいい作品かという話になり、メジャーからインディーへ移ったときの思い出話などに花が咲き。「女ごころ」を当時のレコード会社のひとから「演歌(のタイトル)みたい」といわれ、カチンときて「サマセット・モームの小説からなんですけどぉ(早口)」と説明したというエピソードが面白かった。鹿島さんが「サマセット・モーム知らないのかよ〜とか思ったでしょ」と応えて尚更ウケる。鹿島さん高橋さんの習性よくわかってる。20代半ばでこんなタイトルにこんな歌詞よく書いたなと今唄ってて思ったとかいってました。ほんとね。
デビュー前からずっと一緒に演奏している鹿島さん。節目節目で相談したり、アドバイスをもらって「うっせえなあ」と思ったり(笑)しつつ、曲が出来たらすぐ聴かせて、すぐ感想が来て「すごくいいよ!」といわれるとやっぱりうれしいという話。「いや、ほんとによくないといわないから」と鹿島さん。信頼関係が窺えました。でもなあなあな仲ではなく、軽口(というより憎まれ口か)を叩いていても緊張感が高い。お互いの逆鱗を知っているからこそ、そこへは触れないように神経を尖らせている感じ。それが演奏にも反映されている。互いの才能へのリスペクトともいえる。
上田禎さんの話題はやはり出る。何の曲だったかな、褒めてくれたとき「ちょうどいい!」っていわれたんですって。「丁度いい」ではなく「超!ドいい!」。「バカにされてんのかなと思った」というところがものすごく高橋徹也。この日は「惑星」やってくれて「惑星」大好きマンは心の中で滂沱の涙を流していたのですが、やはり思い出されるのは『THE ROYAL TEN DOLLAR GOLD PIECE INN AND EMPORIUM』における上田さんのピアノによるイントロ(というより導入か)。この日は鹿島さんのダブルベースソロによる導入でした。インプロ的な入り方だったので「うーん、これ『惑星』? 『惑星』か?」と聴き入っていたところビンゴだったので無表情でキエーとなってた。アウトロのダブルトーンに「待ってました!」と心のなかで大向こうを送る。はー好きすぎる「惑星」。
自分の母親が僕を生んでいなかったら他の人生があったのかも、それはどんな人生だっただろう、とポツリと話されてましたが、それは何故上田さんがこの病に、という煩悶にも繋がるようにも思う。悔しい、でも外的なことが原因ではないので責める対象もない。ただただ何故と思うし、ただただ悲しい。しかし本人も、周囲のひとも諦めてはいない。諦めないことそのものを希望とするしかない。上田さん支援のチャリティライヴの告知もありました。
本編最後は「犬と老人」。前述の「20代半ばでよくこんな歌詞を……」という最たるものですよね、これ。もはや老成とかの域ではなく、彼岸から見る光景なんじゃないかとすら思う(また気味悪いことを)。当時高橋さんにこの歌詞を書かせる何かがあったのか、いや、そもそもの気質としてこの世界を描ける才能を備えているのか。ではその感性を磨いたものは何なのか。環境、母親からの愛情、それそも……。いろいろ思いに耽りつつ帰路に就きました。
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その他。
・Steve Kuhnの「The Meaning Of Love」を、高橋さんによる日本語詞でカヴァー。鹿島「日本語詞をつけてくるとは思わなかった。俺もライヴでカヴァー曲唄うこと多いんだけど、これ使っていい?」。カヴァーにおける日本語詞についての毒もいろいろ吐いていたところがとても高橋徹也でした(微笑)
・鹿島さんのソロ作から「Beach」も披露。ヴォーカルは勿論鹿島さん。歌も素敵!
(20260521追記) ・ライブ後記 ONE PLUS ONE vol.3┃ 夕暮れ 坂道 島国 惑星地球 高橋さんからライヴ後記出ました。セットリストも
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