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2014年07月20日(日) ■ |
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UNIT 10th ANNIVERSARY mouse on the keys『dirty realism』 |
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UNIT 10th ANNIVERSARY mouse on the keys『dirty realism』@UNIT
いーやー久し振り、同じくUNITでの『machinic phylum』TOUR以来かな。楽しみ過ぎて数日前からそわそわしっぱなしでした。しかも今回初のグランドピアノでのライヴセットとアナウンスされていたものだからもー! 清田さんだけグランドピアノなのかな? それとも新留さんも? となるとグランドピアノ二台もUNITのステージに載るのかな? とワクワクして雨のなか代官山へ。てかむちゃ豪雨でしたよ…でもそんなことで心が折れることはない! 本当に楽しみだったんだもの!
入場してみれば「Kuniyuki impro live set終了後ステージを開放します」と張り紙が。えっひょっとしてひょっとして? フルハウスで様子がよく見えなかったのだが、既にフロアの真ん中に楽器がセッティングされているらしい。わあ嬉しい、センターステージのmotkって『irreversible』で観て以来憧れだったんだ、三人が向かい合って演奏するの観たかったんだ。グランドピアノは一台。ピアノとドラムの間はアクリル板で仕切られている。PA通すとは言えグランドピアノはアコースティックだし、そのうえ川崎さんのドラムは爆音ですからね。そして天井からは立体スクリーンがセッティング。うっわ嬉しい、やっと実物観られた!
立体スクリーン、これ↑の35秒くらいんとこで様子が判るかと。照明の役割も果たしており、暗闇のなか映像の光を受けてメンバーの姿が浮かび上がるさまは幻想的でした。
本来のステージが開放され、続々とひとがあがっていく。段差もあるし、視界はかなりよかっただろうなあ。そちらには行きそびれて、本来のフロアの段差あるところから観ました。清田さんの向かい。向かいなので当然手許が見えない。でも川崎さんも新留さんも、ネモジュンも見えたしいいのだ。佐々木さんだけが殆ど見えなかった。髪型変えたそうで、川崎さんが「KATSUMIみたい」と言うのであっはっはと笑ったら「KATSUMIって若いひと知らないかもね。こういう髪型のシンガーソングライターがいて…」と続けたもんだから恥ずかしかったよ! ああ知ってるよKATSUMI若くないから! 即アルファベットで名前浮かぶよ!
で、川崎さんのMCではっとしましたが、結成してもう八年なんですね。「『高校生のときから聴いてます!』ってさっき言われて…大人になってからの八年ってあっと言う間だけど、高校で聴いてて、ねえ、今も聴いててくれてるって…お、おう、と思いました。やっぱり嬉しいですね」と言っていた。「若いつもりでいるけど身体のなかはボロボロですよ」。短期間で大阪、金沢、東京へと移動する過酷なツアーの最終日、かなり疲れているようでした。演奏には全く影響なかったですけどね。「twitterで見たひともいると思うけど浜松SAで動けなくなって、あそこって何故かローランドのブースがあるんですよね。待ってる間そこでライヴしました」なんて言うので帰宅後あわてて検索したらネモジュンがその様子をレポしておりました。
・東名通行止のため浜松SAで待機…ローランドのブースがあると思い近づくと試奏楽器で練習しまくる3人が…なんとmouse on the keysの方達でした!サービスエリアで全力演奏してる様は怖いです! ・アプリによっては三枚見れない方もいるらしいので、接写版です。mouse on the keys ライブアット浜松SA!客は私だけ!音は聴こえない!
昔BOBAさんが出演と運転兼ねてた映画の仕事帰りに事故を起こしてしまい、「何のために車輌部があると思うんだ」とスタッフに諭されたって話を思い出した。疲労は恐ろしい。特に車の運転をするとなると。インディには車輛部はない。全部自分たちでやる。eyもアメリカツアー中に横転事故に遭ったし、DMBQもやはりアメリカツアー中の交通事故でチャイナさんが亡くなった。移動にはホント気を付けてほしいです。そしてゆっくり休んでほしい。
PAの方も寝ずのぶっとおしで仕事していたそうで拍手を贈る。しかしホント今回のPA素晴らしかった、めっちゃ音よかった。ピアノの音が埋もれなかったし、新留さんとのエレピとのバランスもよく、ドラムだけが突出してデカいとも感じなかった。いや、デカいんですけど、それでもピアノの音がクリアで綺麗に聴こえたんです。で、そのピアノの音。やっぱり厚い。「最後の晩餐」が顕著だったかな、単純に鍵盤が物理的に重いってところもあるし、鍵盤を叩いてから音が出る迄のコンマ何秒といったライムラグ、それらがすごく格好いい。初期のインタヴューで「レコーディングではグランドピアノを使っている」と言っていたので、その音をライヴで聴けたことも嬉しかったなあ。
新旧アルバムから万遍なく、新曲っぽいのもあったかな。ネモジュンと佐々木さんもいる編成でインプロパートもあり、ネモジュン作詞・歌唱の「カワハギのうた」もあり(笑・メロディは「the arctic fox」)。そして勿論? 川崎さんのゆったりもったりダイヴ(笑)もあり。ライヴの機会がなかなかないので渇望感が強いし、その少ないライヴのどれもが素晴らしいのですぐ次が観たくなる。でも自分たちのペースでやれるのがいちばんだよね。新譜の準備で曲作りも始めてるとのことで、楽しみにしつつ気長に待っています。
影響を受けてる、新譜でもきっと影響を受けた楽曲が入る、と川崎さんが紹介されていたKuniyukiさんにも拍手。インプロと言うと激しめな印象がありますが、とても静かで美しい音。手触りは滑らかなのにつくりは強靭。繭みたいだった。外の豪雨からUNITが守られてるみたいでした。
そうそうUNIT十周年だそうでおめでとうございます! えっもうそんな? て感じ。川崎さんのMCじゃないけど、ホント大人になってからの十年とかあっと言う間ですな。
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