I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
kai
MAIL
HOME
|
|
2013年08月14日(水) ■ |
|
『ワールド・ウォーZ』 |
|
『ワールド・ウォーZ』@新宿ピカデリー スクリーン6
た、たのしい!ブラピの眉はずっと八時二十分!Zが愛嬌ある!モブ芸!納涼〜。なんつうか、アメリカ人って…てなところも端々に。
いんやそれにしてもゾンビ祭でしたわ。ワールド・ウォーZのZはゾンビのZですよ。この映画PLAN-B製作ですよ。いや〜ブラピいいわ〜。こんなに笑えるとは……。そうそんでゾンビのモブ芸が素晴らしくてですね。これはもう人間性がとか倫理がとか家族愛がとかって教訓や啓蒙なんぞあってたまるかって作品だと了解してゲーム的にハラハラドキドキ楽しみました。いろいろとバカ映画でもある。大好き!演出もテンポよくて、その緩急にノリよくツッコミを入れられるところがいいです。
あっこんないいこと言ってるからこのひと死んじゃう!動物が怯えてるからなんかある!えっ自転車かよ!?とか、前振りや小ネタもいちいちふるってて楽しい…もう楽しい!まあそういう見方です。あとやはり主役に華があるのがよい。華がありつつ、アクション映画にあるこのひと絶対生き残る的な万能感がないとこがまたいい。何せ八時二十分の困り眉ですもの。かわいいね!
しかし観た日にちが日にちってこともあり、twitterで流れてきた神戸拓光選手のブログを読んだばかりと言うこともあり、そして日航機事故については関連書籍を結構読んでいたこともあり(ボイスレコーダーも聴いてる。今YouTubeにあるんですね。昔は個人?のサイトにあがっていた)…飛行機が墜落するシーンの臨場感はかなり恐怖。Zに襲われるところよりも何よりも、ここがいちばん怖かった。この辺りも演出しっかりしてるなあと思った。そしてあれだ、仕事を依頼した人物が死んじゃったっぽいから、保護していたその家族も放り出したれって言う考え方とか人種差別とかな…やっぱ人間がいちばん怖いってことで。
まあそっからするといろいろと置き換えられますよね。個人はいいひとなのに集団になると暴徒化するとかさ……アメリカ人てパニックになると平気でスーパーマーケットから略奪するんだ〜とかさ(苦笑)。まあ震災のときに思いましたけど、日本人その辺り穏やかですよね(多少はあったが)。しかしその分陰湿な面があったりしますしね。あと恐怖は想像力の産物なのだなあと改めて思いました。
ところで前の席の下の拾えないようなところに携帯電話が落ちててですね(多分前の回のお客さんが落としてっちゃったんだと思う)、一定間隔でブーブー言っててですね。そしたら劇中携帯鳴ってZに気付かれるシーンがあって違う意味でもウケた。やーこういうドカーンバキーンギャーが多い作品だったからよかったものの…まあそれでもうるさかったが。「携帯は切っとけよ!」(※渡辺いっけい)いちばん可哀相なのはその席にいたひとだろう。自分の携帯じゃない、なのに自分のとこからブーブー聴こえる、どこで鳴ってんのか判らない上に自分が鳴らしてるみたいで迷惑そうにされると言う……。もーホント劇場の携帯いや。音も画面もいや。ついでに勝手に写メるやつらもいや。え〜撮っちゃダメなのとか訊くバカもいや。その判断も自分でつけられんのかい(違う話題になってきた)。
※一部でしか通じなさそうなので説明すると、NODA・MAP『キル』初演で、上演中に携帯鳴らしたバカがいてしかも出なくてずっと鳴ってて、舞台上からいっけいさんがアドリブで一喝したことがあったのです。客席大ウケそして同意の拍手。同じシーンにいた篠井さんはオロオロしていた。
|
|