I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
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2013年02月07日(木) ■ |
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My Bloody Valentine JAPAN TOUR 2013 |
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My Bloody Valentine JAPAN TOUR 2013@STUDIO COAST
観るのは2008年のフジ以来、単独では初でございます。先月末にケヴィンがもうすぐ新譜出すよ〜とコメント、ピーターとおおかみノリでああはいはいそうですか、なんて全然本気にしてなかったらホントに出て逆にうろたえましたよね……。小野島大氏のFBで話題になってましたが(つけられたコメントが非常に興味深い内容なのでFBご覧になれる方は是非。こちらです)、これマスタリングしてないかも?とも言われていて、今回のツアーに合わせるため急いで出したのかとも思いました(笑)。それは冗談としても、先日のデヴィッド・ボウイの件といい、リークされる前にリリース出来ると言うのはアーティスト側からしてもストレスが溜まらずいい状況だと思います。まず配信、追ってCD等のパッケージもの、と言う流れの間に、各フォーマットに合った音を提供する準備が出来る、と言う意味でも。
と言う訳でライヴ当日です。先に行われた大阪公演では耳栓が配布されたと知り、ウケる反面ビビる。まあその、音量、音圧だけだったら他にもデカいバンドはありますが、「耳がやられた、どうしてくれる!」ってお客が出てきたときのための予防線ではあるんだろうな。SMASHさんご配慮おつかれさまです……。ちなみにこの日の耳栓は緑色。日によって色が違ったそうです。
セットリストはこちら。毎回ほぼ同じではありますが、新譜からの「New You」と、「Honey Power」がレアですね。
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01. I Only Said 02. When You Sleep 03. New You 04. You Never Should 05. Honey Power 06. Cigarette In Your Bed 07. Come In Alone 08. Only Shallow 09. Thorn 10. Nothing Much To Lose 11. To Here Knows When 12. Slow 13. Soon 14. Feed Me With Your Kiss 15. You Made Me Realise
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しかしその「New You」がよかったんだよー!二回やりなおして、三回目でやっと通せたけど(笑)ケヴィンが「これまだ五回しか演奏したことないから〜、これで六回目」(回数おぼろ)なんて言い訳してました。「がんばれー」なんて声もとび、和みつつもはらはらして観る。ようやく軌道に乗るとあっと言う間にどっぷりマイブラサウンド、ギターとビリンダの声で構成されるリフに邪念が全部飛ぶ。あれは夢のような時間だったなあ。
全体的に『Loveless』からの曲はまろやか、『Isn't Anything』の曲はシャープに聴こえました。てか『Isn't Anything』のナンバーライヴ栄えするわー、リズム隊がめちゃ際立つ。「You Never Should」なんてすっごい格好よかったよ。とは言え『Loveless』の音は茫洋としたサウンドが魅力でもあるので、同じ空間で『Isn't Anything』とそれ以降の曲を演奏するにはPA的にも難しさがあるのだろうな。いた位置がよかったのかベースの音もしっかり聴こえ、ヴォーカルも思ったよりは埋もれず聴こえました。ドラム周りはアクリル板で遮断してあり、通常これってドラムの音から他のプレイヤーを守るためのものだけど、マイブラに限っては逆で、ノイズからコルムを守るためだろうなあと思った。ドラムがフォグバウンド状態になったらどうにもなりませんからね……。
予想より音が大きくなかった+意図的に(この歳になると我が身がかわいいので用心する)スピーカー直撃を避ける位置に立っていたので、あ、これならなんとか…と耳栓するタイミングを逃してしまったんだけど、やっぱり「You Made Me Realise」はすごかった。音でむせると言う体験を初めてしました。胸と喉をドカドカドカドカ…と連打されてる感じで咳がとまらなくなった……もう轟音ジェットバス、この広い野原いっぱい咲く爆音。どなたか言ってたけど音圧マッサージでダイエット出来そうでした(しかしその後、でもずっと演奏してるケヴィンは痩せないね…と気付き考えを改める)。うわこっれやばいわ、どうしよう!?と思ったんだけど、いやここ迄来たらもう全部耳栓なしで聴きたいわ、とだんだん我慢大会の様相に。中盤シンバル連打が入ってからの展開にはシビれた、耳栓なしで聴いてよかった!と思った。コルムがもー苦しそうで苦しそうで、ちょっと心配になりましたけどね…(苦笑)2chで「『もう無理!限界!アカンて!年齢考えて!』って表情」とか書かれててウケた……。いやもうおつかれさまです……。
しかし耳はともかく、途中から歯が痛くなったのには流石にビビりました。キーンて痛さじゃなくて、なんか詰めものズレた?みたいな痛さで。翌日にはおさまったけどこれは怖かったわ……。この日のノイズピット(このパートをそう言うって今回初めて知った。そもそもファンの間でホロコーストセクションと呼ばれていたところ、それはちょっと…せめてこう呼んでくれないかなとメンバーが名付けた?そう。ビットかピットか意見分かれてますが、言葉の意味からしてピットが正しいと思われます)は18分だったそうですが、高音の際立ちやハウリングがなかったことに助けられ、なんとか最後迄耳が保った感じです。そうそう、ピットから曲にどうやって戻ってるの?と言う疑問が多分解けた。照明で知らせてたように見えた、戻る寸前チカチカって。収束のスピードがすごいので(徐々にって感じではない)全員が瞬時に了解しないとぐだぐだになるよなあと思っていたのです。なるほどー。
なんかノイズのことばっか書いてしまったが、やっぱり曲そのものとあの包み込まれるようなサウンド、そして心を揺らされるせつないコード展開に魅入られているのです。孤高の存在。
それにしてもデビーの演奏スタイルがオットコマエすぎてだんだんベースウルフに見えてきたよね…コルムはおじちゃんじゃなくておばちゃんみたいにたおやかになっており、ビリンダは美魔女で、ケヴィンは(黙)そして後日どるさんと、もうこうなったらあとはライドしかないんじゃないの、ライド再結成して来日とかあるんじゃないの、と話しました。
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