I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
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2012年09月02日(日) ■ |
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『アベンジャーズ』(2D) |
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『アベンジャーズ』(2D)@新宿ピカデリー スクリーン2
まずは2Dで観ました。2Dも3DもあわよくばIMAX 3Dも、吹替版も観る意気込みですがさてどうなる。IMAXシアターは近所にないので遠足プランを練らねばなりません…。
アメコミは『ウォッチメン』『ザ・リーグ・オブ・エクストラ・オーディナリー・ジェントルメン』を読んだことがあるくらい。『シン・シティ』映画版はベニシオが出たので楽しく観た。スパイダーマン、バットマンシリーズは虫食いで観ている程度…アイアンマンやソー、ハルクは観ていない。前述のアメコミにも、彼らは出てこない。なのにーなーぜー今作を観ようと思ったのか〜。ホークアイ役でジェレミー・レナーが出ているからですよ……。
素人がいきなり観て解るものなんだろうか…と、とりあえず各キャラの設定等は予習してみた。しかしキャプテン・アメリカとかは1941年からシリーズで描かれ続けているんですよ…お、奥が深過ぎてキリがない……。ぼんやりと「ウルトラマンと仮面ライダーとゴレンジャーとガッチャマンとヤッターマンとピカチュウとナウシカ(いや峰不二子か?)が一堂に会すと思えばいいのか」と諦めて出掛けていきました。てかちゃんと予習してたら上映期間が終わってしまうわ。以下ネタバレあります。
予備知識なく独立した一本の作品として観てもとても楽しかったです!前述のように門外漢の私でもキャプテン・アメリカやハルクと言ったキャラクターは知っている訳で(そう考えるとこれらの認知度ってすごいよなあ)、ではそのキャラクターはどんな能力を持っているんだろう?どんな性格なんだろう?ってところはストーリーにうまく組み込まれて紹介されていました。トリヴィアを知っていればああ!となる要素も多数挿入されている気配もあったので、復習したい欲も沸く。アクションもCGも、ハリウッド王道娯楽映画のワクワクと楽しさを見せてくれました。
ツッコミどころが多いのもかわいげがあった。敵役のロキが…間が抜けている……。序盤の征服っぷりはまぐれだったのではないかと思ってしまう程その後はすぐ捕まる、すぐボコボコにされる、すぐまんまとひっかかる。あまりのやられっぷりに、段々不憫に思えてきた。しかしどんだけボコボコにされても死なない辺り流石神話の住人ですね。それが役に立っているのか解らないが。極端な話、これソーとロキの兄弟喧嘩ですやん…神様の兄弟喧嘩すごい迷惑!マンハッタンめちゃくちゃ!
その他いろんなところが雑です(笑)。そんなんで解ける程度の洗脳かとか。そんな雑な洗脳にまんまとかかってしまうホークアイはきっと心の綺麗な子!(ひいき)
アベンジャーズメンバーの構成がまたよくて。神様(人外)、科学の力で特殊能力を得た人間(半人外?)、財産を存分に注ぎ込んで作り上げた戦闘装置を装着した普通の人間、訓練を受けた普通の人間と言う、出自も性格もバラバラなキャラクターたち。当然摩擦が生まれます。そのあれやこれやにニヤニヤする。ちょー皮肉屋さんのスターク(アイアンマン)とロジャース(キャプテンアメリカ)のいざこざが面白かった…70年眠ってて浦島太郎状態のキャップに「ピラティスをやればいい。ああ、知らないか」とか言うスタークちょー意地悪!それに対して別話題で「これは解るもん!フン僕だってナウな話が出来るんだぜ」となったロジャース(でもズレてる)に不憫な子…みたいな反応を見せるスタークちょー意地悪!そんなスタークもバナー(ハルク)には優しいのねー。バナーのひっそり暮らしてたのに…て感じもよかったな。
個人的には、ちょっと恥ずかしい衣裳(いやあ…あのてらいのないコスチュームを堂々と着られるってのが……)の、正義感の塊と言うか真面目か!なキャップにググッと好感を持ちました。典型的なアメリカの良心、正統派の正義の味方。一歩間違えばすごいウザい子なんだけど、熱い思いが暑苦しさにならないさじ加減が絶妙。的確な状況判断で采配を揮うシーン、よかったなあ。成程確かにあなたがキャップだ!と言いたくなります。あとですね、彼に関しては以前、森美術館で観たGilles BARBIERの作品『L'Hospice(老人ホーム)』がすっごい印象に残ってて、せつなくなった憶えがあるのです。
・ストレッチャーに載せられているのがキャップ ・別角度。ヒーローも生身の人間なのよって言う…
元気で若々しいキャップが観られてなんかじんわりした。ブラックウィドウをさりげなく盾で守るとこも紳士で素敵!
こまごましたエピソードもいちいちよかったなー。トレカとか。はやくサイン書いて上げれたよかったのにロジャース!(泣)コールソンさんちょーかわいそう……しかし一応含みがあった気がするので、死んでないかもと言う期待を持ちたい。ソーの「(ロキは)養子なんで」って言いようにもあんた酷い、そりゃロキもあんたのこと憎らしく思うわと思ったり。そうそう、ソーは(シャレではない)すごく簡単に言うと雷様だよね…ロキの「雷の後が怖い」って台詞ウケた。これ観てから雷が鳴るとソーが暴れてると思うようになりました。うるさいうざい。
さてホークアイ。CMでは個別カットがなかったりポスターもなんだか少なかったり、役の知名度もあんまないし(今回ジェレミーの出演が決まって初めてアメコミにこういうキャラがいるって知りました)、出番あんまりないかもな…なんて思って映画館へ出掛ける迄の間ちまちまwebのチェック等しておりました。そしたらこんなまとめを見付けました。
・ホークアイ(笑)- Togetter
あ、なんか面白いキャラかも…違う意味で楽しめる(おい)かも……と思った。そんでようやく観に行けて、そしたらあなたop後数分もしないうちに登場してすっごいうろたえた。アベンジャーズメンバーでいっちゃん最初に出て来たYo!しかもあっと言うまに洗脳されたYo!上記まとめの「ホークアイは悪いやつにそそのかされてアベンジャーズをやめてしまう!ホークアイの悪い癖さ!(彼は凄く騙されやすいんだ!)」がいきなり反映されてた!(爆笑)
ちゃんと見せ場もあって(て言うかものっそいあった)よかった…「弓矢が得意って言っても生身の人間が超人たちにまじってどうすんの」なんて思っててすまんかった。てか弓矢が上手ってのはともかく、視力がすんごいいいってのもまああるとして、見てない方を射てるってのはもはや超人ではないか。登場時「巣にいるよ」とか言われて、上〜の方にひとりでぽつんといる姿にもときめいたわ!猛禽!そして一匹狼!(萌) こんな有様ですから前半はさらわれたホークアイをブラックウィドウが助けに行く話として観ました。頭おかしい。エンドロール後に出るカットのホークアイの脚の置き場にも注目ですよ勿論!ちょっと、ふたりは以前に何があったの!
スカーレット・ヨハンソンも左利きだし、チームではふたりだけ普通の(一応な…)人間だし、ちっちゃさもいいし(てか周りのひとが皆おおきすぎる。ジェレミー一応178cmあるんですよ…)でいいコンビだったわー。ふたりとも過去にワケありぽいし。過去と言えばホークアイはサーカスで育ちましたって設定を知ってまた萌えたりしました(…)。
左利きと言えばリネさんとtwitterで話してたんですが、ポスターやパンフでホークアイがときどき右利きになってるのが気になる。これに限らず、アメリカって写真の逆版に頓着ないのか整合性重視なのか、写真の左右反転におおらかですよね。ジャンボリー……。で、パンフレットに『マイティ・ソー』にホークアイとしてカメオ出演したジェレミーの写真が載っていて、右で弓を引いていたのでまーたーこれも逆版かーいと思っていたら、実際本編でも右で引いてるらしいのです。演出として何かあったのかしら…今回左で堂々?引くようになった経緯とか知りたくなりました。ああ気になるよ!
映画館には『ボーン・レガシー』の巨大ポスターがあちこちに展示されており、こちらも楽しみだわーとウキウキです。てか一年で三本(M:I4、アベンジャーズ、ボーン)も出演作が観られてしまうジェレミーバブル、今後が恐ろしい。
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