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2010年11月23日(火)
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』とか

早起きして浅草から水上バスのヒミコに乗ってお台場へ。出発前は寝不足でぼにゃーとしてましたが、乗れば大はしゃぎです。船体も格好いいけど、船内アナウンスが車掌さん(あの、999の!)の声なんだよー!そして観光ガイド音声がメーテルと鉄郎の声。目も覚めるわ。景色も冷気も気持ちよかったよう。

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『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』@お台場シネマメディアージュ スクリーン2

ごろっとネタバレしてます。

レイフ・ファインズが出るようになった4作目から観てるんですが、もうね、もはや素顔のファインズさんが思い出せなくなりそうです。もうあの鼻自前なんじゃないの…くらいの。なんたって自分のこと「俺様」って言うしね!字幕だけかと思えば吹き替え版でも俺様って言ってるらしい…ジャイアン……。そして意外とこの魔法使い詰めが甘いって言うか癇癪持ちって言うか抜けてるって言うか、冷酷無慈悲のおっそろしい存在の筈が、だんだんオモシロキャラに見えてきた…いいんだろうか。原作でもこうなんだろうか。いや私がそう思ってるだけかもしれん。今いちばん怖いのはヘレナ・ボナム=カーター演じるベラトリックスだわ。ハリー・ポッターで拷問シーンを観るとは思わなんだ…こわい、こわすぎる……。

物語の方はクライマックスへ向かっているので、それはもう酷くて暗い話になってきててつらい…どんどん死ぬし。しかもあっけなく。序盤も序盤でヘドウィグが吹っ飛ばされてもう泣いた。ちょっとー!何すんのよー!(泣)ええ〜ヘドウィグもう見れないの?どっかで誰かに助けてもらったりしてないの?そういえば今回どうぶつが殆ど出てこなかったよ…ガチバトルが増えてるので、きゃ、ふくろうかわいい☆なんて言ってる暇もありませんよ。人さらいとかちょう怖い。あとドビーが、ドビーがああああ!あードビーちょう格好よかった…妖精最強。「出来ますよ。妖精ですから」なんて台詞素敵過ぎる。言ってみたいわ。

差別とか嫉妬とか疑心暗鬼とか、ひとの心の後ろ暗いところをぐいぐい突くのでもはやこども向けとは思えない……そこを振り切る経緯も描かれますが。いやそれにしてもロンは気の毒だったよ…ええ子やのう。ロン役の子は格好よく育ったね、いい青年になりそうだわー。

そーれーにーしーてーもー、ハリーとハーマイオニーのダンスのシーンが素晴らしかった。お互いの心情や置かれている状況、立場もろもろをのみこんでのみこんで踊るふたり。前後の流れからすると唐突な感じもするんだけど、個人的にはあれはよかった……。しかもこのシーンに流れていた曲が、ニック・ケイヴの「O Children」だったのです。どわー。こ、これは…すごい選択……誰だ、このシーンにこの曲選んだひと!ラジオから流れてくるニックの声、ふたりの表情、外は身を切るような寒さで……む、胸が潰れる!ハリー・ポッターでなんでこんな思いしなきゃならんねん、と逆ギレしそうな程でした。はー…こういうシーンを演じられる年齢になったってことだよね、ふたりが……。途中から観ている私がこうだもの、第一作からリアルタイムで観ているひとは感慨深いだろうなあ、キャストが変わらずシリーズ通して観られるなんて。

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ゆりかもめに乗って新橋へ。日テレ付近をうろうろしてたら『トロン:レガシー』キャンペーンをやっていて、あのバイクが展示してあった。ハリー・ポッター上映前に、これの予告編観たばかりだったのでおおっとなりました。ダフトパンクのサントラも大音量で流れてて格好よかったよー。

その『トロン:レガシー』の予告編は8分の3D仕様。ハリー・ポッターは普通の2D上映だったので、予告編のためだけに3Dメガネが配布されました(笑)。