I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
kai
MAIL
HOME
|
|
2010年04月25日(日) ■ |
|
猪熊弦一郎展『いのくまさん』 |
|
猪熊弦一郎展『いのくまさん』@東京オペラシティアートギャラリー
2006年に出版された谷川俊太郎さんのテキストによる『いのくまさん』を基盤とした展覧会。猪熊さんの仕事を紹介する絵本が立体的になりました。
『顔』『鳥』『猫』『色』『形』の5セクション。浅葉克己さんのタイポグラフィによる谷川さんのテキストがプリントされた大きなビニールシート垂れ幕でエリア分け。段ボール素材やアクリルドームで作品をシンプルに飾り、展示場を遊び場のような雰囲気に。一見落描きにも思えるドローイング(多分ホントの落描きも混ざってると思う笑)、油彩、水彩、木炭、ミクストメディアが綺麗に並ぶ。うきうきして天井の高いフロアを進む。かわいいねこ、ブッサイクなねこ、ブッサイク=かわいい。あーねこはかわいいー。いのくまさんの描いたねこたちは、紙の中でやんちゃに暴れ出しそうだったり、うとうとしてたりするみたい。
しかしフッツーに年譜に「マティスに『君は絵がうますぎる』と言われた」とか書いてあるのがすごいわ(笑)。天才同士が出会うこと自体は珍しくはないけ…と言うか必然でもあるだろうけど、なんてえんだ、一緒の時代に生きていて、海を渡って交流してるってことがすごい…。
『ぬりえをしよう』セクションに置かれていたおみやげのぬりえを貰って帰ってきました。久々にぬりえをやってみるか。
グッズ売り場には例の『猫』も置かれていました。いのくまさんがかいねこを疎開先に連れて行ったことで起こったあれやこれやなエッセイ『みっちゃん』が掲載されています。
東京オペラシティアートギャラリー収蔵品展『ジオメトリック・イメージズ』、project N『喜多順子』も面白かったです。喜多さん描く動物や魚、涼しげでかわいい。
|
|