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2010年01月20日(水) ■ |
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『NINE INCH NAILS “Lights In The Sky Tour” 独自編集映像・特別試写会』2 |
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OPEN FACTORY『NINE INCH NAILS “Lights In The Sky Tour” 独自編集映像・特別試写会』@UPLINK FACTORY
(昨日の分、追加訂正あります。記憶で書いていますので他にも間違いありましたらお知らせください)
と言う訳で以下本編おぼえがき。この手のやつは経緯を説明するので手一杯になってしまって(…)肝腎の内容に辿り着かなかったりするので、今回は根気よく?書いてみる。
この時のメンバーは、Trent Reznor(vo)、Robin Finck(g)、Justin Meldal-Johnsen(b)、Alessandro Cortini(Syn)、Josh Freese(Drs)。カッコ内はメインパートで、全員他にも楽器をとっかえひっかえします。勿論トレントはギターもピアノも弾くし、マイク投げとばして「ボコッ」とかそういう音も出します(笑)。以下ネタバレあります、これからご覧になる方で内容知りたくない方はご注意ください。
セットリスト ----- 1. "999,999" 2. "1,000,000" 3. "Letting You" 4. "Discipline" 5. "March Of The Pigs" 6. "Head Down" 7. "The Frail" 8. "The Wretched" 9. "Closer" ("The Only Time" Breakdown) 10. "Gave Up" 11. "The Warning" 12. "Vessel" 13. "21 Ghosts III" 14. "28 Ghosts IV" 15. "19 Ghosts III" 16. "Ghosts Piggy" 17. "The Greater Good" 18. "Pinion" (Pre Recorded) 19. "Wish" 20. "Terrible Lie" 21. "Survivalism" 22. "The Big Come Down" 23. "31 Ghosts IV" 24. "Only" 25. "The Hand That Feeds" 26. "Head Like A Hole" ~encore~ 27. "Echoplex" 28. "The Good Soldier" 29. "God Given" 30. "Hurt" 31. "In This Twilight" ("Zero-Sum" Piano Outro) -----
・はああーYouTubeで一曲ごとにちまちま観ていた映像をノンストップで、大画面で、沢山のひとと観られるこのしあわせー ・だんだん場内の空気が薄くなりましてん ・皆固唾を呑んで見入っているのがビシビシに伝わる感じで… ・上映会なのに携帯でスクリーン撮るひともいる始末(おいおい)。ライヴ会場にいるみたいな気持ちになっちゃったのかなー ・映像の密度といい内容の濃さといいライチュウ照明といいトレントのモリモリ筋肉といい全力を傾けるその姿といい。途中から(自分が体調悪かったってのもあるけど)具合がわるくなりそうに ・と言いつつ終始笑顔で観ていた。ニヤニヤもするっちゅうねん、楽しくて ・ところどころで鳥肌がざわざわ立ったり ・落ち着いて観てるつもりでも身体は正直ですねー ・文字通りまばたきするのも惜しい。しかしまばたきしとかないと後々危ない(笑) ・最後列だったので、場内全体を見渡す感じで観られたのも面白かったです ・スピーカーはスクリーン下に三台、左右に一台ずつ配置されていたので、臨場感をどっぷり味わいたいひとは前で観た方がいいと思う ・段差がないところもあるので、席選びには気を付けてー ・音は途中からちょっとあがった?最初「う、ちっちゃいかな」と思ったんだけど、途中から気にならなくなったので。こっちの集中力が上がったのかも知れない
・キャメロンチームによる3D撮影が実現していたらさぞかしすごいものになっただろうなあと思った ・勿論そのままで観てもすごいんですけど、随所に3D撮影を意識したような演出があったのでね… ・ここらへんはインタースコープとユニバーサルに(以下略) ・LEDフェンスで演奏エリアを遮ったり挟んだりする演出が秀逸 ・もともとNINはこの手の演出はよくやっていて、逆光照明やカーテンで観客の視界を遮ることで転換等していましたが、今回その役割をLEDフェンスが主に担っている訳です ・LEDフェンスを前後で使うことで、遠近感の狂いを楽しめると同時に、演出用の映像自体の美しさが堪能出来る。魅せる魅せる ・つーか普通の照明の数も半端なかったが。オープニングでステージ背後にズラッと並んでいる照明群見てほげーとなった ・こんな規模のセット、日本には持ってこれんわ…つうか持ってきても採算とれんわ……か、悲しい ・だからねー2008年のサマソニ辺りで呼べればよかったんだよねー!今となってはたらればだけどねー! ・でも2009年のサマソニもスペシャルな素晴らしさだったからそれはそれでいい(何せ自然現象の演出がありましたからね) ・「Closer」の時、逆光で横顔のシルエットを見せていたけど、これヴィデオクリップを思い出したなー。トレントがヴィデオディレクターのマーク・ロマネックに「君の鼻のラインは綺麗だねー」と誉められたと言うエピソードもあったな。自分でもよく分かってらっしゃる(笑) ・と言えば、「Survivalism」もヴィデオクリップと連動した感じの映像演出だった。六分割の監視映像みたいなの ・演出用のカメラで自分の顔のどアップを撮り、リアルタイムで加工して映すところがあったんだけど、その正面顔はハムナプトラみたいになってた(笑) ・そうそう「Only」のクリップみたいな感じだよ。でもこの演出「Only」の時じゃなかったなー
・で、そういう光の演出がかなりきらびやかなんですが、使う色がシンプルなんです。単色で、同時使いしても二色くらいかな。フルカラーの映像使いはオーラスの「In This Twilight」くらいだったかなー。そのまとめ方がセンスよくて ・『THE SLIP』のアートワーク辺りから使われている、ロシアアヴァンギャルドっぽい直線使いのシンボルやロゴも加わって統一感があった
・『Ghosts I-IV』のアコースティック楽器を使った演奏は日本では観られなかったので、13〜15曲目は嬉しかったー。マリンバもシロフォンも自分たちで演奏している。マルチプレイヤー揃いならでは ・スティーヴ・ライヒみたいな趣もあり。その前後の流れとは違う緩急自在の構成 ・つーかトレント、さりげにマレット三本使いしてた…あれ結構難しいんだよ…… ・こういうの見ると、あー練習してるんだよなあ。とアホみたいなことで感心してしまう ・ジョシュはティンパニ使ってましたね ・『Ghosts I-IV』以外の曲でも、珍しいところではロビンがバンジョー(多分)弾いたり、JMJがウッドベースも使ったり。トレントはグロッケンも ・楽器と言えば、「Echoplex」で使ったLEDフェンスとタッチパッドが連動したみたいなのって、あれ何なんだ?シルエットで曖昧だけど、多分ジョシュがやってたよね。それでリズムパターンを出してイントロに入ってた。面白いー ・ところで「Wish」の終盤がツーバスに聴こえますジョシュ。どうやってるの ・そして「Gave Up」のコーラス、ロビンの妖怪声はやっぱりいいね!(笑)怪鳥音みたいだよねー
・あー練習してるんだよなあ、と言うのは、照明や映像とのタイミングを合わせて動かなければならない演出も多かったので、そういうところでもしみじみ思った。何げにすごい段取り多いんですよ。ちょっとタイミングズレたらパーになるし。演奏自体を見ているとむっちゃ暴れてたりするところもあるんですが、非常にコントロールされていました。ステージそのものがインスタレーションの作品のようだった
・演奏はもう…素晴らしかったです…… ・あ、あとアンコールでメンバー紹介したのにちょっとビックリした
はあはあはあ、こんなところか。もう観た端から忘れていくね!
東京では2月9日に追加上映が決まっていますが、こちらももう満員御礼とのこと(イエー)。それでもまだ知らないひとっていると思うんだよね…今はとにかくwebで情報を拡げるしかないか。また追加上映決まればいいけど。本当に内容的にも画質的にも高クオリティの作品なので、映画館規模での上映が実現するといいな。そしていずれはソフト化を…。ひとりでも沢山のひとが観られますように!
東京以外での上映会企画も進んでいます。札幌、大阪はかなり具体的なところ迄行っているようです。興味ある方はこちらの情報交換掲示板をご覧になって、是非足を運んでください。
ねもい。推敲もせずに寝ます。
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