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2009年11月27日(金)
THE BIRTHDAY Tour “愛でぬりつぶせ” 09

THE BIRTHDAY Tour “愛でぬりつぶせ” 09@Zepp Tokyo

ツアーファイナル。つってもこのバンド、ツアー、フェス、ツアー、イヴェントって感じなので、どのツアーのファイナルなんだっけ?と言う……。

遅刻してSherylの途中から。帰ってセットリスト探したら既に10曲目…(泣)。しかしたっぷりやってくれてアンコールは3回、2時間40分くらいだったかな。最後はこの日5曲目にやっていたディグゼロのヴィデオクリップ?を撮るからと「協力してくんない?」ってことで再び演奏、おかげで聴くことが出来た。オーラスはアリシア。

この日の面白MC:
「あのー、ま、ま、マクドナルドのー、し、し、し、し、新…何て言うんだ?……新種?が、出たんだってさー!」チバくんそれは新商品て言えばいいんじゃないかな…。

と言う訳でようやく音源が出るクォーターパウンダーのCM曲、HUM69もやってくれました。ギターリフ一発でシビれる曲。

ヘンな話ですが、ここらへんのおおっと思うギターリフやカッティング、チバくんが弾いてるんですよね。ソロとかはイマイさんが多くて。そういうところにちょっと不思議な気分になることが多い。前のバンドと比べる訳ではないけど、シビれるようなギターリフ、カッティングは、前は他に弾くひとがいたんだなあ、今は自分で弾くんだなあと思ったり。それがまた格好いいんですよね。おおっと驚くようなフレーズも多くて。それがアベくんに似ているとか、そういう意味ではなくて。

もともとメロディメイカーとしての定評があるひとですが、なんか…エラそうな物言いだけど、ひとはいくつになっても成長するんだなあと言うか、自分のやりたいことを自分でやれるようになるもんだなあとか…。本人インタヴューで「もう成長しない」なんて言ってたけどね。

個人的にギターはリフとカッティングが断然好きなのですが、ここでまたアベくんの話になっちゃうけど、ギターマガジンでの追悼特集号で鮎川さんが言っていたことを思い出したりした。「リズムを刻みながらリフを入れていくスタイルっちゅうのは、ほかからお呼びがかからんギタリスト」「ひたすら刻む。それがロックの基本っちゅうのはみんな当たり前と思っとるけど、どうしても派手なところに目がいってしまう」「そうやって弾くのはストイックやし大変やし」。

で、今のチバくんのギタースタイルってこうなんだなあと、いろいろ思うところがあった。

そしてチバくんのスットコドッコイ発言は元気のバロメーターのようなもんなのでちょっと安心しましたわ。こういう発言がまた増えるとよい。つきあいの長いキュウちゃんですら間が読めずに、最後チバくんが喋ろうとしているところにカウント入れてアリシア始まっちゃったよ(笑)。チバくんが「あっ!ちょっ、ちょっと待って!!」ってあわあわなってたのがおかしかった。イントロが始まっちゃった中、「ダイヴしないでねー!!!」と懸命に叫んでいたのに大ウケ。ステージと客の間に撮影用のカメラが入っていて危ないと言いたかったらしい。いいひとだ。

あーなんかチバくんのことばっかり書いている。そんでアベくんのことをうだうだ書くのはきっと来月いろいろ思い出さざるを得ないあれやこれやがあるからだろう。いや、忘れてしまいたいってことではないんだけど、何しろ今になっても、なんで死んじゃったのかよく解ってないので実感がわかないのです。当分そうだろうと思う。で、その当分ってのがいつ迄なのか全然見えない。

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セットリスト

01. 愛でぬりつぶせ
02. カレンダーガール
03. マスカレード
04. ガーベラの足音
05. ディグゼロ
06. BABY TONIGHT
07. FUGITIVE
08. ピアノ
09. ひかり
10. Sheryl
11. タランチュラ
12. モンキーによろしく
13. STRIPPER
14. LUCCA
15. あの娘のスーツケース
16. いとしのヤンキーガール
17. 涙がこぼれそう
18. Nude Rider
19. SUPER SUNSHINE

encore 1
20. HUM69
21. 45 CLUB

encore 2
22. マディキャットブルース
23. ローリン

encore 3
24. ディグゼロ
25. アリシア
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