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2009年11月10日(火)
『DRIVE TO 2010 ―東京オリエンタルサロン』とか

『DRIVE TO 2010 ―東京オリエンタルサロン』@Shinjuku LOFT

わたくしのギターヒーロー(国内)ふたりのうちひとりは今夏鬼籍に入られてしまったので(鬼だけに)、もうこのひとしかおらんのです。窪田晴男、久々ボンボンズでライヴ。TZKプレゼンツの日のFILMSでも弾いたんだけど行けなかった…と言うか、なんだかんだでDRIVE TO 2010は結局この日しか行けなかった、はー。

そんな訳で長生きしてそのパッキパキなギターをずっと聴かせてほしい窪田氏ですが、エスケンに「窪田なんてもう最近は立てないもんね」なんてネタにされてたよ…。そりゃあ今年知命を迎えましたが、「YAZAWAは還暦を迎えたけどこのひとはもっと上だぜ!」と紹介されたエスケン(てかエスケンていくつなのよ)にそんなこと言われるって、どんだけヨボヨボなんだよ!あ、でも今日は立奏だったよ!(それがあたりまえじゃないところがヨボヨボと言われる所以)頼むよもっと摂生してくれ…と言うか、とりあえず運動してくれ。ちなみにエスケンは自転車乗ってどこそこ出かけてるそうです。そうだとりあえず自転車に乗ってくれ。知識を得て、心を開き、自転車に乗れ!

それにしても、足腰はアレだけど自慢のカッティングはパッキパキでしたよ、相変わらず。はー格好いいー。このひとのギターの音がいちばん好きだ。

なんだかじいさんの集まりみたいですが、この日はDRIVE TO 80'sの流れを汲んだと言うか、ちゃんと“DRIVE TO〜らしい”人選でしたよね。エスケン東京ロッカーズだもんよ。そりゃじいさんです、私もここでは若手です。しかしじいさんはじいさんでも格好いいじいさんなのだよ、それこそ知識を得て心を開いたじいさんたちの演奏はやっぱり素晴らしいね!もうすげえよかった。はー、来られてよかった……。

ボンボンズは一昨年のレッドシューズ以来のライヴだったんだけど、ホント笑けるくらい巧い。傭兵部隊みたいなもんで、数年振りに会ったとしても即ガチッと音を合わせられるんだろうなあ。しかしこの日は、ただ巧い同士が集まりましたよってだけじゃなくて、不思議とバンドグルーヴがあるように思った。レッドシューズの時よりバンドらしさがあった。でも同窓会って感じもなくて…皆さん現役ですし、会って演奏すれば、もうそこが現在なんだろうな。

あ、でも結構ツメてリハしたかなと言う感じも。イヴェントに合わせたコンセプトを決めてきてたみたい。MCで80'sの話や、それにまつわる歌詞の単語が連なるような曲順。それがいちいち粋で格好よかったよ、エスケン!レアな「ブルーなエンジェル」も聴けた!うわーこれライヴでは初めて聴いたわ。えーとあとは何やったっけ、「ジャングル・ダ」「でてこい!マドロス」「わが船ハバナを発つ時」「サブウェイ・ジョー」「よろめきながら地下鉄へ」「イヤダヨ」辺り。アンコールはこだま和文を迎えて、「What a Wonderful World」!!!こだまさんはMUTE BEAT再結成ライヴ以来だったが、ちゃんと吹けてたよ!(暴言)いやもう最高じゃないの…ボンボンズバックにこだまさんのTpですよ、もう泣くっちゅうねん。両手もあげるっちゅうねん。もうよすぎたー。もうね、いつでもね、次があるとか思ってちゃいかんよ!としみじみ思った次第。こういう時いつも思い出す窪田さんの言葉。

そんじゃまた、そのうち会おう。出来れば、絶対に。

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S-KEN & HOT BOMBOMS(G:窪田晴男、Perc:ヤヒロトモヒロ、Drs:小田原豊、B:佐野篤、Key:矢代恒彦、Tp:多田暁/ゲストTp:こだま和文)
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■ちなみに
他の出演者はこちら。
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PLASTIC SEX featuring 野宮真貴、DJ:朝本浩文、森雅樹(EGO-WRAPPIN')、HUMAN BEAT JUMBO BAND、Black Velvets
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遅刻でHUMAN BEAT JUMBO BANDは逃す、残念。PLASTIC SEXはユルかった〜。としちゃんももはやキレ芸(笑)。しかしそれが持ち味。DRIVE TO 80's出演時の思い出話として「東京ロッカーズのファンに『所詮コピーじゃねえか!』ってヤジられた。でもその後『コピー』を演奏したら静かになった」って話が面白かった(笑)
Black VelvetsはBAR STAGEでの演奏で、メインステージのスクリーン経由で観たんだけど、テラシッ(今の表記はテラシィイだそう・笑)のバンドだったのね!うわちゃんと聴いてみたい!

■こだまさんで思い出した
ANIKI経由で知ったんですが、Dub Master Xのブログ、PCDJとMP3について。
・あぁ、なるほどね。
コメントも含め非常に興味深く読みました。音響環境によって「こんな音が鳴っていたんだ!」と気付かされて驚く曲も多いので、やっぱり“いい音”で聴きたい。だからと言って、自分が好きな曲を“わるい音”で聴いていたとしても、その曲の素晴らしさは変わらない