I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
kai
MAIL
HOME
2009年08月07日(金) ■
『SUMMER SONIC '09』1日目
いや何がビックリしたかって、自分が3日間通し券を紛失したことだ。 あきれた!自分に! その落胆以外はガッツリ楽しんできました。 しかしリチャの「Beep Street」ほぼ完コピにはビックリした。例のごとくステージ上は真っ暗で演奏者はシルエットだけだったので、え、ひょっとしてあそこにいるのリチャじゃなくてトムだったらどうしようとか思った(笑)あとあのふるいのかけかたな!それでも残った客にはあんな仕打ちな!(大笑)いやもうホント頭おかしいわこのひと。 NINに関してはもういろいろと感無量でございます。あの稲光ーひいー鬼神がおるでえー後で書き足します。 ----- と言う訳で、自分の分だけでなくつれの分(こちらは1日券)迄失くしたんですわ、チケット。なんかイヤな予感はしてたんだよなー…こないだのパスケースじゃないけど、「失くさないようにしなきゃ!」て二週間前に思ったんだよ、わざわざチケット入れてる封筒確認して別にしといたんだよ。まーそこ迄やって失くしてんだから世話ないわ。 5万ちょいドブに捨てたようなもんだ……いろんな意味で痛い。幸いだったのはTATiさんの分のチケット代金は受け取ってなかったことと、カード払いだったんでポイントがついたことくらいか。当日券が出ていて助かったよ、自分はともかくTATiさんはNINの為に岐阜から出てきてたんだよ!肝を冷やすとはこのことですよ…あーよかったーーー!!! いやはや皆さんすみませんでした……(どげざ) マウンテンのPHOENIXからスタート。なんか今日(書いているのは土曜日)の大阪はWトーマスが揃って高熱出してキャンセルになったそうで…TAHITI 80は雷雨で中止になるし、呪われてる……(泣)しかしこの日のフェニックスはよかったよーちょっとしか観られなかったのが残念。「Too Young」はやったのかなあ。聴きたかったー。 マリンに移動、スタンドでじっくりBOOM BOOM SATELLITES。いやはやすごい気合いの入りようでした。盛り上がっていたし、新しいファンが増えるといいー。ポンチさんに「ちょっと、中野の服見て!」と言われオペラグラスを渡される。見るとにゃきゃにょがスカート履いててビックリした(笑)似合うやん。まあそれはともかく、マリン規模のとこでやっても映えてました。yokoさんのドラムはまあこれから慣れていくと思います…自分の耳がね。yokoさんのドラム格好いいですよ。 で、WAVE GOODBYEのNINE INCH NAILSです。セッティング間サッシャが例の「トレントがマイケミ喰ってやる発言」を引き合いに出して「マイケミ好きなひとー!」「NIN好きなひとー!」とおそろしい煽りをなさったんですが(笑やめれ)マイケミの時は「きゃああああ(黄色い)」、NINの時は「うおおおお(のぶとい)」の歓声でございました。トレント黄色い歓声じゃなくてごめんな(笑)その後もサッシャが「NINの楽屋の衣裳クロークはオバQみたいに同じ黒い服ばっかりだった」とか言ってて、もうこっちもハイになってるもんだから何を言われてもゲラゲラ笑う始末です。てかもうね、ハイつーか緊張するやらセンチになるやらで忙しかったんだよ! そんでまあアリーナはどんどん黒くなっていきます、NINTシャツが黒いから。空も暗くなっていきます、いい感じです。しかしちょっと雲が多いのが気になる…数十分後にあんなことになるとは。 ----- セットリスト 01. Somewhat Damaged 02. Terrible Lie 03. Heresy 04. March Of The Pigs 05. Closer 06. The Frail 07. I'm Afraid Of Americans 08. Burn 09. Gave Up 10. The Fragile 11. The Big Come Down 12. Wish 13. Survivalism 14. The Hand That Feeds 15. Hurt ----- トレントの上半身がこないだの来日時より更にムッキムキになっているのに笑い、1曲目でもうキーボードぶっ倒したのを見て笑い、2曲目でギターぶん投げたのを見て笑い、マイクスタンド放り投げるのを見て笑い。そしてトレントがロビンのマイクスタンド迄ぶっ倒して、飛んだマイクがロビンにあたったように見えたのだが気のせいか…またロビンに生傷が!と笑い(ひどい)。いやね、あんまりすごいものを見ると笑ってしまうんですわ。いやもう…あんだけ暴れといて音がよれないのもすげえわ。ヴォーカルもセンテンス間は肩で息してて、間をとってる時マイクを通してハァハァ言ってんのが聴こえて、観客から歓声と同時に笑いも漏れ、どよめいておった。「大丈夫?」って感じじゃなくて「おい全力じゃん、すげえな」って感じ。そんな状態で音をぶっつけられたらこっちも全力で聴きますがな! そしてやはり音響がいい。前回来日時とはメンバーも代わり4人、Key専任がいないのでDrsのアイラン以外全員鍵盤ものを使い(追記:「March Of The Pigs」のブレイク部分のピアノはアイランが弾いていたそうです。ひいすごい)、それに合わせてアレンジも変わっている。コンパクト、シェイプアップされた分全体の音の鳴りも前回のサマソニよりシンプルになったとは思うんですが、でも前回も音よかったもんなあ。ハウりがないのは当たり前、豪雨や雷鳴の音も被り乍ら、それが効果にも聴こえてしまう程の轟音なのに音の分離が判るし、そのひとつひとつの音の形もハッキリしている。で、そのひとつひとつの音の形ってのが、あんま曲線がないみたいな(笑)でも「The Fragile」や「Hurt」ではひんやりしつつも熱を持った曲線があったような…まあとにかく演奏される曲に没頭出来るものでした。 そう「Heresy」辺りから雨がぽつぽつ降り出して、しまいには雷雨になったんです。ステージから目を離したくなかったんだけどあまりにもすごくなってきたもんで、ちょっと後ろに移動。あんまり違いはなくて(笑)最終的には全身ずぶぬれになりましたが。アリーナの端っこに水たまりが出来、そこでヤケクソになった客のスライディング大会が始まっており、それを観てまたゲラゲラ笑う。いやもう楽しいやら何やら…でも「The Fragile」では思わず泣いちゃったさー!でも雨が降ってるからどっちにしろ化粧も溶けてどろどろさー! そんで雷がもー照明か?ってくらいビッカビカに光りまして、スタンド後方に稲光の線(なんつーのあれ、あれだよ絵に描いたような雷だよ)が夜空にバッと走ったのはもう何あれトレント何やった!?と思う程の効果であった。ちょっとこれは一生忘れられなさそうだわ……鬼神は雷も操りますよ。え、てことは風神雷神?雨の中「Hurt」ではアリーナにライターの灯がぽつぽつ浮かんで美しかったなあ。 あ−そんで前回のメンバーとは違うんだわああと改めて感じたのは「Gave Up」でロビンのあの妖怪コーラスを聴いた時だったわ。生で聴いたの初めてだったんで…わああ、あの声だああ!と思った。感動した。 あーあと「I'm Afraid Of Americans」聴けて嬉しかった。いろいろと楽しいセットリストだったー。 以下ロブんとこの動画から「Burn」。雨すげー。 トレントが「日本で最後、いや東京で最後のライヴだ」みたいなことを言ってしょんぼりした。いやあ、でもいろんな意味で思い出に残るライヴでした。 全身ぬれねずみでメッセに戻りKasabianをちら観、ソニックに移動してAphex Twinで〆。おお、ソニックビッシリです。オープニングでスクリーンに日本語字幕(カタカナ)でメッセージが流れましたが早くて読み取れず。ウチュウカラキマシターセンソウガドウノコウノとか言う感じの。 前回観たエレグラの時は肉ばっかり喰わされる鍋みたいだったが、今回は野菜多めだったかな。むしろ野菜多過ぎみたいな(笑)踊らせるもんかっつうような悪意も感じた(笑)踊りましたけど。つんのめりビートとミニマルビートを交互にゆったりと言う感じ。そんで飽きたひとたちがどんどん抜けて行く。この辺り迄は映像もかわいめだったのね、例のくまちゃんとか過去のアー写加工ものとか。まあそれでもまだまだ客はみっしりで、ようやく踊れるスペースが出来たくらい。そこにお見舞いされた終盤の映像は死体に手術にスカトロものでした。流石だ……。 で、前述のように途中SQUAREPUSHERの「Beep Street」をやりました。やったっつうより音源そのまま流した?ここがいちばん盛り上がったような気がする(笑)「Windowlicker」も盛り上がりましたがほら、すぐ切っちゃうから。マイケル・ジャクソンの曲(「Rock with You」だったそうです)の断片も鳴らしてた。他にも自分の曲じゃないやつをいろいろ流してた。面白かったー。 あ、あと映像で折元立身氏の作品 流れたよね?知ってるもんがいきなり目に飛び込んできたのでビックリした。 踊った+人口密度が高かったので多少身体はあたたまったものの、服が乾かず寒い!サマソニであったかいものが食べたいなんて思ったのは初めて、魚出汁のラーメン食べました。う、うまかった……。お昼は宮崎県出身者として(笑)チキン南蛮丼食べた。ああちゃんとチキン南蛮だったよ!(意外とないんだこれが)南蛮一枚盛り二枚盛りグループ盛りとかあったんだけど、一枚でも充分なボリュームでした。お値段も良心的だったー。