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2009年04月10日(金) ■ |
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THEATER/TOPSのはなし その1 |
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今頃書く。思い切りタイミングを逃している。『最後の文化祭』楽日にアップしようと思ってたのにー。しかもちゃんと書こうと思って、昔のメモ(とっとくもんだなあ)等を引っ張り出したりしてるうちに何書けばいいのか判らなくなった(アホ)
と言う訳で、TOPSのサイトには素晴らしく充実したデータベースがありますので、そこにリンクを張って、観たものの思い出話をしようと思います。付記している数字は観た年月日。長いんで分けます。
てかデータベース、見るだけで面白いわー。ちょこちょこ欠けてる宣美画像、ウチにチラシあったりしますよ…提供出来ますよ……(笑)燐光群と巻上さんとおおともっちの公演とかあって腰が抜けた。巻上さん、この時期いろんな演劇公演に顔出してたもんなあ。
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■初TOPS ・ティナノザウルスプロデュース『VIRGINS ザ・ヴァージンズ』19890929 パール兄弟のふたり(作曲:窪田晴男、作詞:サエキけんぞう)が音楽を担当していたので興味を持って行ったんでした。ミュージカルでした。上杉祥三プロデュースの常連だった、EDメタリックシアターの西山水木さんが出演しており、芝居も歌もあの小さいハコからはみ出しそうなパワフルなものでした。今思うとこれ『ヴァニティーズ』がモチーフだったのかな。
■ZAZOUS THEATER ・『ソカ』19911203、19911206、19911207、19911208 ・『second hand セカンド・ハンド』19971030、19971031、19971105 『ソカ』があったから今でも三人芝居には弱いんだと思う。『セカンド・ハンド』があったから、その後のスズカツさんの“空白”を待てたんだと思う。
■観られなかった分もZAZOUS THEATERは全部書く(笑) ・『モノクローム・ビュー』 旗揚げ公演がTOPS初登場だったんですよねー。
・『ストレンジ・カインド・オブ・ウーマン』 ディープパープル!
・『スリランカーナ』 ZAZOUS THEATER版『UP-TO-DATE』!ステージに水1トン入れたプール作って泳いだら、初日「冷たくて死ぬかと思った」。翌日からはお湯を混ぜたそうです(笑)
・『BLUE NOTE』 TOPSさんここリンク切れしてるっす!離風霊船の下っす!
・『古謡』 TOPSさんこれ仮チラっす!本チラ持ってるっす!←ザズゥシアターにはうるさい
■東京サンシャインボーイズ 1990年の終わり頃から「東京サンシャインボーイズってのがすごいらしい」と言う噂が流れてくる。当時はネットもなかったもんで、もっぱら当日券に並んでる時や劇場にいる時の盗み聞き(笑)です。そしてミニコミが反応早かったね!ほぼ同時期から複数の誌面に「東京サンシャインボーイズ観てきた!すごく面白い!」「脚本がとにかく面白い、役者さんたちが芸達者」と言った記事が載るようになった。『12人の優しい日本人』再演、『ショウ・マスト・ゴー・オン』の頃ピークになって、しかしそれには乗り遅れ(笑)、新作が上演されると言うので、お正月休みに当日券に並んでみたのです。
・『99連隊』19920102 いやーぶっとばされた。この頃からだんだんチケットがとりづらくなってきたけど、TOPSではその後も何本か観ることが出来ました。
・『なにもそこまで』19920516 これハプニングだったのか演出だったのか…窓枠が外れたんだよねー。ベランダに閉め出されるシチュエーションコメディなので、窓が開いたら話が終わる(爆笑)あの時の西村さんの表情と言ったら…。今となってはもう演出でもいいやと思っています。ハプニングとして受け取れたし、涙を流す程笑ったのは本当のことだから。
・『もはやこれまで THAT'S THAT』19921107 ファミレス!
・『ラヂオの時間』19930313 TSB@TOPSでいちばん印象に残っている作品。ソワレの当日券を狙って、昼から階段のところに並んでいたんですね。マチネが終わり、客出しも済んで、役者さんたちが合間の休憩をロビーでとっていたんです。TOPSのロビーってめちゃ狭いですよね…会話が丸聞こえなのですよ……。とある役者さんが電話で話しているのが聞こえました。「実は私もストーリーをまだ把握出来てなくて……」「がんばらなくちゃ。皆に申し訳ない」 前日が初日。この頃から、ただでさえ遅筆の三谷さんが多忙を極め、ますます脚本の上がりが遅くなっている…と言うのは評判?になっており、この公演の初日に西村さんが台詞を20ページ飛ばしたことは伝説になっています(笑)壁を挟んで会話を聞いていた私と友人が真っ青になったのは言う迄もない。不安と心配でぱんぱんになった状態で観たソワレは、そんなことをみじんも感じさせない仕上がりでした。 今は線引きが判ってきた、と三谷さんご本人も仰っていますが、当時は「ここをこう変えればまだ面白くなる、もっと面白くなる」と限界迄書き直すことが多かったとのこと。実際書き直すと面白くなる。劇団のメンバーとはその辺の呼吸を分かり合えているし、書いたものを見事に体現してくれると言う信頼感もある。で、ますます脚本が遅れる(苦笑)の繰り返しだったようです。 脚本の遅れに不満を漏らすこともなく、「がんばらなくちゃ。皆に申し訳ない」と言っていたのは宮地さんでした。我慢するのが偉いとかそういうことじゃなくて…宮地さんは「三谷さんが書いた台詞をしっかり客席に届けなければ。この芝居は脚本通りにやれば絶対面白い。そして、与えられたこの役を、こんな切羽詰まった状況で演じられるのは、私しかいない」と言う確信を持っていたのではないかと思います。 三谷さんと役者さんたちの信頼関係に圧倒されました。今でも忘れられません。
・『彦馬がゆく』 いよいよTOPS公演がとれなくなって、紀伊國屋ホール上演版を観たのでした。
・『罠』オリエンタル19940917、エルサレム19941015 同級生の葬儀に集まるかつての友人たち。数年後、この光景が現実のことになるなんて知らずに観ていた。お葬式の話なのにどんなに笑ったことか。今でもモルモソ讃歌唄えると思います(笑)
30年の休団の筈が、15年後に新作が上演されたことはとても嬉しかった。これもTOPSのおかげ。観られなかったけど、いいんだ。WOWOWでオンエアが決まったそうです。
水野裕子さんイラスト、鳥井和昌さんデザインの宣美もいつも楽しみにしていました。TSBとじてキンのDMは凝ってたし綺麗だし、細やかな気遣いが散りばめられていて、届くといつも嬉しかった。
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