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2009年04月05日(日)
The Birthday『38 NIGHTS ON FOOL』

The Birthday『38 NIGHTS ON FOOL』@ZEPP TOKYO

いやー今回のツアーは長かったですねー。日程発表になったのいつだったっけ、もう忘れてしまう程前だよ…ファイナルにしてようやっと観れました。『NIGHT ON FOOL』からは多分全曲やりました。

新譜(と言っても出たのは昨年)のツアーなので、これ迄のキラーチューン「stupid」「KAMINARI TODAY」辺りはやらなかったんだけど、いやはやそれがなくても超重量級、超充実の内容。演奏も進行も若いもんには出来るまいと言うベテランならではの自在さ、落ち着きさ。つってもこのバンド、2006年デビューですけどね。MCでの脱力感と、演奏時での一触即発の緊張感の落差はすごかった。肌がビリビリくる程演奏はトガッているのに、MCになるとどうしてこうユル〜くなるのだろう(笑)

「猫が横切った」はいい歌詞だなー。ねこを女性ととらえてもいいけど、もうねこでいいじゃんよ。見掛けたらそりゃ後つけるよ。てかこれ曲の構成も面白いですね…。そしてこれ迄ずっとそうだったと言えばそうだけど、やっぱチバくんていいメロ書くなあ。鋭いギターリフも重くてドライヴするリズム隊もいいんですが(マクドナルドのCMに使われたインスト曲もやった。いやーこれいいよね、音源出ないかなあ)やはりメロディが一聴で憶えられてしまうのってすごいことだと思う。

それにしても長いツアーの成果?なのか、するっと入れたので前のブロックで観ていたからそう感じたのか、バースデイってこんなに皆合唱するんだねー。コール&レスポンスがあったのにも驚いたが。ライヴがあったら逃さない!と言う程がっついて観てる訳ではないけど、1ツアー1本は観続けてる筈…だけど、どこらへんからこんなにシンガローングなバンドになったっけか。今回のツアーで何か契機があったのか?「涙がこぼれそう」なんて、冒頭のメロまるまるチバくん客に任せてしまいましたよ。この曲、客出しSEでもレゲエヴァージョンのやつが流れていたのだが、帰り難くてフロアに残っていた客が合わせて唄い出していた。微笑ましい。

「もう一曲!」「もう一曲おまけ!」と二度目のアンコールでも3曲。チバくんの歌はやっぱりすごいな。しかしこのひとにしては珍しくちょっと喉がつらそうだった。長いツアーおつかれさまでした。

終わった後ポンチさんと「もうミッシェル知らないひとも増えて、スットコドッコイなチバくんじゃなくて兄貴のチバさんて慕ってる子も沢山いるんだろうねー」と話しました(笑)いいことではないか。

そして帰宅して気付く耳鳴り。ホントにこのバンドは音がでかい。ビールかけられた腕がまだらになってた。空調が弱かったのか客の熱気がすごかったのかとにかく暑くて、ビールなんてすぐ蒸発してたんだけどなあ。