初日 最新 目次 MAIL HOME


I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
kai
MAIL
HOME

2007年07月31日(火)
『FUJI ROCK FESTIVAL '07』1日目

今年はサガラさんと一緒。平日だからかシャトルバスの混雑もそんなになく、11時過ぎには入場出来ました。

■サンボマスター(GREEN STAGE)
初っ端から暑苦しー!(ほめてる)MCがまたいちいちよくて。こういうひとらがトップバッターだとアガりますね。幸先いい!

■渋さ知らズオーケストラ(FIELD OF HEAVEN)
捏造と贋作には間に合いそうになかったので諦めて(泣)手前のFOHで渋さ、激混み。勿論ステージ上もひとが多く、誰がいるんだかよくわからん。勝井さんいなかったような気がする、ヴァイオリンの音がしなかった。4曲くらい聴けました。
ラストはお馴染み「本多工務店のテーマ」。途中浪曲調のヴォーカルが入ってええ!?と思ったら、何と三上寛さんがいる!うおーいっぺんに観れちゃったよ、ラッキー!
白塗り舞踏家さんふたりが両脇のスピーカーてっぺん迄上ってしまいました。盛り上がったー

■the band apart(WHITE STAGE)
グリーンに戻る途中チラ見。あーでも格好よかったな、ビリッときた。じっくり観てみたいものでした

■KEMURI(GREEN STAGE)
観れた!最後のフジ、よかったー。フミオくんが笑顔で観客を見渡して「大・満・足・です!」と言っていた。ジーンときた。快晴、綺麗な青空も似合っていた

■JARVIS COCKER(GREEN STAGE)
りんごを食べ乍ら出てきたよ!投げようとしてやめて投げようとしてやめて投げたよ!べらべら喋るよ落ち着きないよ、所在なさげな癖にふてぶてしいよ、ひょろ長い腕と脚を振り回しながら踊りまくるよ、わああジャーヴィスだああ!
すんませんソロは未聴なんですが、これがええらい骨太で格好よかった。ちなみにPULPの曲はやりませんでした。
先日『グラストンベリー』で観たばかりだったので、うわー髪伸びたなあいい感じの歳のとり方してるなあとじんわり来た。声はすげー出てたなー!あんだけはっちゃけて暴れてるのに歌の背骨が強いと言うか。こういうとこも不思議なバランス。
あまりにもべらべら喋るので殆ど聞き取れませんでしたが、前夜祭のこととかキッズランドのこととかスポンサーのポカリスウェットのスウェットって汗?でもおいしいとか話してた。出番前に会場を歩きまわって楽しんでいたようでした。ご家族でいらしてたそうで、お子さんとキッズランドで遊んだりしたのかな?終盤に「ここはパラダイスだねー」。気に入ってくれたようです。
ラストは何とサバスの「Paranoid」。うを私でも知ってるようなメタルのド名曲を!

■OCEAN COLOUR SCENE(RED MARQUEE)
時間を読み違えた、ごはん買ってレッドの後ろで食べてたら始まってしまった!ぎゃーいきなり「The Riverboat Song」!続けて「You Got It Bad」!!ぎゃー!!ぎゃー!!!すごい勢いでタコライスをかっこみ、食器を隅に置いて(終演後ちゃんと回収しました)前へ駆け込む。
フロアはもう合唱合唱大合唱。久し振り久し振り、もう来てくれないかと思ってた!何枚か日本盤も出なかったし…本当に嬉しい。胸が熱くなった!目頭も熱くなった!急いで食べたタコライスのチリソースがキツくて胃も熱くなった!
新譜からは2曲くらい、あとはベスト選曲。「The Circle」も「Get Blown Away」も「Travellers Tune」も!お〜おお〜おお〜(うたう)
そうそうどるさん、私もあのコ(クラドックさん)のシャツは見憶えがあるよ…あのチェックの、だぼっとした……同じものか?だとしたら10数年前のだよ、物持ちいいな!(大笑)ちなみにサイン会では素肌にニットのベストを着ていたそうです。相変わらず素晴らしいファッションセンスです、それでこそあのコ。そしてあのラウドでソリッドなギターもあのコ。そうです普段あのコあのコとかその帽子はどうかととか言ってるけど、最高にどモッズで粋なギタリストだと思ってます、思ってますから!ああ本当に格好いいギターだよ。偏見かも知れないが、こういう音はアメリカからは出ないよなあ。コードじゃなくて単音が太くて強烈なんだよー。
途中やたらハウリングが出るトラブルがあり、サイモンがスタッフに指示を飛ばす。その直後すんごいデカい声で唄い出す。うへーすごい声!そうです素敵なサイモンですが、声は兄貴なのでした。いやもう…嬉しい……嬉しいしか言ってない。
そして観客の「待ってたよ!」と言う歓迎っぷりがすんごいいい雰囲気を作ってて。メンバーが現れる前から盛り上がりまくり、各曲イントロドンで大歓声、曲間も歓声が止まない。ラスト2曲「Hundred Mile High City」「The Day We Caught The Train」では始まった途端に感極まって抱き合ってたり泣き出したりするひとが多数。あー皆待ってたんだなあとしみじみ。個人的には今年のフジベストアクト。
最後に「see you soon」とサイモン。ホントに?ホントに?ホントにすぐ来てね、単独でもね!
ちなみに私の隣にいたおにーさんは「『Hundred〜』まだかなあ、やらないよ、どうしよう、MUSE始まっちゃう、聴きたいよ!」と半泣きで友達と相談しており、諦めて出てった2曲後に「Hundred〜」でした(苦笑)ちょっとは聴けたかな?そして後ろの女の子は「『Hundred〜』聴きたいね、やるかな?」と言った途端にあのギターイントロが響いてきゃーっとなっていた。微笑ましい

■PE'Z(ORANGE COART)
レッドからオレンジ、隅から隅だよ!延々歩いて辿り着く。皆さん白基調の衣裳を着て何だかかわゆらしかったですよ。そんで落ち着いて聴くと、メロディーと言うよりリフのユニゾンで押しまくる曲が主流。その分ピアノが存分に遊ぶ。派手さはないけどハッピーな気分に。
MCで、文脈からして「ぶちかます」のところを「ぶちまける」と言っていてウケた。ぶちまけられた(笑)
うーんそれにしても今年のフジはインストものを聴く機会が多かった。時間が空くとふらふらっと歌のないものに行ってたなあ

■YO LA TENGO(FIELD OF HEAVEN)
移動中チラ見。おわ何か知ってるのと違う!轟音だった!多分フルで観たら流れが見えたんだろうけど…もうちょっと聴いておきたかったなー、しかしグリーンに戻らねば

■THE CURE(GREEN STAGE)
スタートが30分弱遅れた。後で聞いたところによると機材が届かなかったMUSEのスタートが遅れてズレ込んだそうです。ありゃーOCS早退したおにーさん、残ってても間に合っただろうに。
そして始まってみれば2時間強!終演0時過ぎ。アンコールも2回、しかも二度目の時なんか「もうノーアイディアだよー」とか言ってるのに狙ったかのような「Boys Don't Cry」でした。
初めて見た生ロバスミは、イメージ通りのルックスだった。巨大になってるのもイメージまんまだった。数曲ギターを持たずに両手でマイクをもってはにかみ乍ら唄うところもイメージまんまだ!にっそり笑ったその唇は真っ赤で目の周りはアイラインで真っ黒だ!ああっ本物のロバート・スミスですよー!やー、もう、アイドル…あの、日本の芸能界で言うところのアイドルじゃなくて。なんかもー本物がー!てのがもービックリなので、何だかぼんやりしてしまったよ。結構前の方にいて実物も肉眼で見れるのについついステージ横のスクリーン見てしまった。で、時々実物見て「わあ、ホントにいる!」って感じ(バカ)
選曲もいいとこつきまくりで。あーあれやんないかーと思ったのもあったけど、「The End Of The World」「Lullaby」はわあっと盛り上がりましたねー。そして来た、皆期待してた「Friday I'm In Love」!金曜日だもんね。そして「Just Like Heaven」!!やー、「The Kiss」も聴けちゃった。感無量。
他にもあ、これ!とかあ、これ!とかあったけど曲名が思い出せません。
「(ずっと来なくて)ゴメンナサイ」「また23年後にねー」だって。そんなあ!(その後で「いや、またすぐにね」と言ったそうですが聞き取れなかった)
あー音について何も書いてないじゃないか。もーバリバリ'80年代の音。あの綺麗な音。ドラムが軽やかで、ベースも弦で弾いてるのに何だかシンセベースみたいな音色。なんだろうこの音色だけで時代が判るって、実はすごいことなんじゃなかろうか、'80年代ってやっぱり特殊だ。
23年後と言わず、いつでもまた来てくださいねー