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2007年04月23日(月) ■ |
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『授業1980』B |
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劇団東京乾電池 伊藤潤プロデュース『授業1980』B@OFFOFFシアター
イヨネスコの『授業』を16パターン。授業祭りー!網羅したかったけどちょっと無理です(泣)教授=柄本明、生徒=高尾祥子、女中=西村喜代子のBプロを観ました。あともう1プロ観ます。
…いやもう祭りなもんで悪ノリ部分もありましたが〜面白かったんでいい。しかしこれが初見のひとはどうなのかと(苦笑)もう、柄本さん反則!笑い過ぎ!アドリブも多かったなー。動じない高尾さん尊敬する(笑)西村さん本気でビンタして柄本さんのメガネが飛びました。これは演出かな。でもビンタはマジで痛かったと思うぞ…すごい音したよ(笑)
しかしその悪ノリすら取り込んでしまう懐の深い話ですわね…。不条理劇としても有名な作品ですが、イヨネスコはルーマニア人、初演はフランス、劇中にはスペイン語や新スペイン語も出てくる。それを全部日本語で話しちゃうことがもう不条理ですよ。「先生、花はスペイン語で何て言うんですか」「は・な!」「先生、花は新スペイン語で何て言うんですか」「は・な!」てなもんで。
あーテキストではどうなってたっけ…家のどこかにある……。これに掲載されています↓ 『新・ちくま文学の森14 ことばの国』 今回の上演は安堂信也・木村光一訳でした。
当時勢いでフランス語版のペーパーバック買っちゃったんだけど読めてないよ(笑)スペイン語として話される台詞はスペイン語で表記されてるんだろうか。それによってまたこの作品のねじれっぷりと日本語で上演する面白みが加わってきますねえ。やっかいな話だなー(笑顔で)!
そういえば最前列にどう見ても小学校低学年のコがいたけどどう思ったのか…トラウマにならなかっただろうか…おとなしく観てたし結構笑っていたけど、最後がねえ…ちょっとエロもあるしねえ(しかもねじれたエロ)……。私がその歳で観たら絶対泣いたと思う、怖くて(笑)
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