I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
kai
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2007年01月14日(日) ■ |
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『朧の森に棲む鬼』+小ネタ |
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■『ロープ』参考文献 プログラムに紹介されていた吉川勇一さんのサイトに、ソンミの虐殺についてのページがあります。“実況中継”がほぼそのまま記載されています。興味を持った方は是非
■NODA・MAP番外『THE BEE』@シアタートラム ----- 原案:『毟りあい』筒井康隆 出演:秋山菜津子、浅野和之、近藤良平、野田秀樹 六月〜七月中旬 ----- さーてとれるか
■『白野』@NHK教育 わーい録画したよー!緒方さんのインタヴューも楽しみ
■『レプリークBis』Vol.6 2007. 01 スズカツさん作品の宣美を最近よく手掛けている永瀬祐一さんに関する記事。『トーチソングトリロジー』制作過程、インタヴューと代表的なお仕事が見開きカラーで紹介されています。確かに最近お、この宣美、とクレジットを見ると永瀬さんと言うことが多い。 高橋洋くん、中村中さん、北村くんのインタヴューも
■EAGLES OF DEATH METALが来るよ 2007年3月14日(水)UNIT マジでー!卍でー! どのメンツで来るとですか
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いのうえ歌舞伎 SHOCHIKU-MIX『朧の森に棲む鬼』@新橋演舞場
ソンミの虐殺に関する文献を延々読んでいたら朝になってしまった。ねむい…やばい…寝るかも知れん……。ぼんやり演舞場へ。以下バリバリネタバレしてます。
いやー全然大丈夫。面白くて眠くなる暇もない210分(休憩30分含)、脚本演出役者装置照明殺陣ドンピシャ!水の使い方、奥行きの使い方等演舞場慣れしてきた上での新感線=いのうえさんの演出が確立されてきたように思います。金の使い方も心得ていると言うか、豪華絢爛なのに下品にならない。でも猥雑でパワーがある。殺陣のスピードはいつ観てもすごい…音とのシンクロもバッチリ。段取り間違えたら大ケガですよ。
欲を言えば音響がまちまち。マイクと音効のバランスかな…言葉が聴き取りづらい。歌になると尚更。染五郎さんの最後の決め台詞が水の音にかき消されて聞こえなかったのが残念。決め台詞なのに!
主役が完全な悪人で、その悪人を何の疑いもなく信じるバカと純粋紙一重なキャラが相棒で、そのバカキャラが裏切られて酷い目に遭い、その後怒りと悲しみを胸に抱えたバカキャラと悪人が剣を合わせる。完全な悪だった筈の主役がほんのちょっとの隙=情を見せた時が死に時(ライは朧になるが)。と言う悲劇のスタンダード。これを飽きさせずに見せる中島さんの脚本もすごいと思いました。説明的な台詞も随分減った。
リチャード三世が下敷き。しっかっしっ容姿の醜さとひきかえのように弁が立つリチャード三世に対し、ライは容姿もいいではないですか…ずるいよ……(笑)
で、その悪役を「本当に酷い、憎らしい、でも魅力的」に演じた染五郎さん素晴らしかったんですが、今回は!サダヲさんが!すごくよかった…観客の共感を舞台上で背負う役でもある。そんなおいしい役を好演も好演です。キンタを嫌いなひとなんているんだろうかってな程いい役です。サダヲさんを知らないひとでも「誰あのひと?」て絶対思うー!殺陣も前半はキャラを反映したハチャメチャやんちゃな(でも恐ろしくキレがいい)ケンカスタイル、後半目を失ってからはアンダーストロークの座頭市スタイルでこっれっがっまったっめちゃめちゃ格好いい(こちらのスピードもすごかった!)。要するにどっちも格好いい(笑)いやーすごい、すごくよかった。
もうサダヲサダヲばっかり言ってますが他の皆さんも素晴らしく。古田さん貫禄!秋山さん男前!このふたりが兄妹って設定もオモロおいしい!小須田さん出番があれだけとは勿体ない!真木さん格好よかったー小顔ー高田さんかわいいー重くて愛らしい情念がたまらんー田山さん最後の優しさが悲し過ぎるー!
いやーそれにしてもほんっとサダヲさんが(以下自粛)
そうそう、花道が見えない下手側二階席にモニターが設置(常設だそうです。『魔界転生』の時は気付かなかったー)されたんですね。これ便利。
余談。古田さんを「にくにくしい男!」とののしるシーン、「憎々しい」を「肉々しい」と脳内変換して笑ったひと沢山いるだろう!狙って書いてるだろう!(笑)
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