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2006年12月08日(金)
『棚の隅』

Movies-High 7 特別プログラム『棚の隅』完成披露上映会@東京国際フォーラム ホールD1

お誘い頂き行ってきました。有難うございます!

いつの間にやらMovies-Highも7回目、最初の頃は近所の映画館でやっておりましたが、今ではフォーラムなんですねー!ニューシネマワークショップOBの門井監督、劇場公開長編映画デビュー作だそうです。

連城三紀彦原作の『棚の隅』。いい作品でした。少ない人数でしっかり演じられた役を、しっかり丁寧に撮っているなあと…ずん、と来るけれど、ほっ、とするようなラストです。来年3月17日から、シネマアートン下北沢で公開されます。

上映終了後、出演者と監督の舞台挨拶とトークがありました。常日頃から「製作費の大小は関係ない。魅力的な作品は迷わず出る」と話している大杉漣さん(NCWの講義でもそう話したそう)に、監督が「自分が作る時は出て頂けますか?」と出演依頼をしていたそうです。

漣さんの仕事っぷりを見ていれば判りますが、実際それはとても大変なこと。このトークでもそれ故の厳しさが随所に現れており(口調は柔らかいけど結構キツい提言もしておられました)、だからこそあの出演本数、役の幅広さなんだろうなと思いました。

でも楽しい現場だったようですよ。子役ちゃんと沢山遊んだり、ロケ先の商店街のひとたちと仲良くなっていたようです(笑)そうそう、このトーク中、漣さんはずっと子役ちゃんに注意を払っていて、眠くなったり飽きたりしないように巧く話題を振っていました(しかしこの子役ちゃんも随分しっかりしたかわいいコだったよ)。そして最後の挨拶(「小さい地味な作品ですし、至らないところも多いと思います。しかし皆さんが観てくださってこその映画ですので、この作品、門井監督をどうぞ宜しくお願いします」と言ったようなこと)も流石漣さん…と思いました。

そうそう久々に榊くんを観たけど、恰幅良くなりましたね…いい意味で。役の幅が拡がったような感じがしました。スーツが違和感なく似合ってる!あの髪型も似合ってた。実はエンドロール見る迄気付かなかった程の化けっぷり。見掛けだけじゃなくて、身にまとってる雰囲気もかなり変わっていたよー。渡辺真起子さんも格好よかった!内田量子さんは映画出演2本目、初主演とは思えない貫禄でした。舞台観てみようかな。