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2006年12月02日(土)
サモ・アリナンズ プロデュース『昔の侍』

サモ・アリナンズ プロデュースNo.24『昔の侍』@本多劇場

3週連続で本多、しかもまたポンチさんに遭った。被ってる被ってる。

まあ勝手な話なんですが、フーファイの翌日にサモアリを観ると言う、何だかいろいろ考えてしまう2日間でした。倉森さんを失ったサモアリは、小松さんが続けて行くと言っている。「サモアリはやめませんよ!」

ズバッと言ってしまうと、笑って笑ってああ何も残らなかったね、と言う芝居を信条とするサモアリに、倉森さんの死は想像を絶する程のダメージがあったと思う。相棒、友人を失くしたと言うことも勿論だが。もうこれからは、以前のように笑えないのではないか。どんな顔して観ればいいんだろう。何も考えず、目の前で起こる芝居だけを観るのが礼儀だろうけど、そんなことを礼儀と思うのも失礼だ。

こんな自分勝手な不安で悶々としていた観客に、千葉さんが憎い、そして優しい台詞を書いてくれていた。「もう1年か、長いようで短い、短いようでやっぱり長い」「これからも生きて行くぞ!」

ちょっと泣いた。今回くらいは許してよ。今回ばかりは何も残らなかったとは言えない。と言うか、残させて。

と言いつつツッコミますが、あの、サモアリの芝居は全ての伏線に意味がないと思って観ているので、ひろたろうとなおじろうの区別がつきませんでした。ええとこれ結局同一人物なんですか?説明あったっけ?

お手並み拝見のオクイさん演出は、まっとうに格好いいシーンがあって(金子と半五郎親分のチャンバラのとことか)おおいサモアリで格好いいと思うとはとビックリした(笑)

出演者は皆事故みたいな役者さんばかりなのでもうおかし過ぎました。笑い過ぎてこめかみ痛い。そしてあのまっすぐな目で見つめるあのコ(笑)が久ヶ沢さんにソックリだったんですが…お、お子さん??(注:あくまで推測ですので)宿題がんばれよ!(笑)