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2006年12月01日(金) ■ |
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FOO FIGHTERS ACOUSTIC+小ネタ |
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FOO FIGHTERS ACOUSTIC@東京厚生年金会館 大ホール
東京での単独公演は8年振り。ちなみにその時のツアーではスタート30分でデイヴがダウン、そのまま中止になって半額払い戻し組でした…今はもうない赤坂ブリッツでのことでした。フェスやショウケースはあったけど、単独公演は本当に久し振りです。
ひとりで出て来たデイヴ、「8年振りなんだよ、本当に久し振りだね〜」とまず挨拶。リラックスした雰囲気、でも緊張感のあるライヴでした。とてもとてもいいライヴ。本当によかった。思い入れもいろいろある上に、いい歌、いい演奏、心に残るMC(殆ど聞き取れてなかったと思うけど)。何だか胸がいっぱいになりましたよ…。
編成はフーファイの4人+ペトラ・ヘイデン(vl、mandolin、vo)+ドリュー・ヘスター(perc)+ラミ・ジャフェ(key、accordion)+パット・スメア(g)。皆さんアコセットだからか自分なりのフォーマルな格好でした。デイヴのジャケットは「背広?」てなもんです。で、背広なのにジーンズの膝にバックリ穴が空いていた(笑)ペトラのドレスかわいかったな。パンツ見えそうでドキドキしました(笑)和気藹々なステージ上、君ら吉本かと思うほどボケツッコミも絶妙、効果音も自前で出します。ドリフでもあるか?
----- セットリスト 01. Razor 02. Over And Out 03. On The Mend 04. Walking After You 05. Marigold 06. My Hero 07. Next Year 08. Another Round 09. See You 10. Cold Day In The Sun 11. Floaty 12. Big Me 13. Skin And Bones 14. Times Like These Encore 15. Friend Of A Friend 16. Best Of You 17. Everlong -----
フーファイターズを初めて聴いた時、何にいちばん驚いたかと言うと、ニルヴァーナではドラマーだったデイヴが全てのソングライティングを手掛けていたことでも、全ての楽器を演奏していたことでもなく、「唄えている」ことだった。技巧派ではない。喉に負担のかかる唄い方だと思う。実際コンディションを崩し、声が出ていないライヴも何度か観ている。しかし歌がまっすぐ伝わる。歌にのせた思いを躊躇なくまっすぐに伝えられる声を出すひとなんだと思う。
「Best Of You」で、まさにその歌が聴けた。リリースされたばかりのライヴ盤『SKIN AND BONES』(素晴らしい!)で既に聴いていたこの弾き語り、どういう風に曲を始めるか、どんなふうに唄うのかを事前に聴いて知っていて、心の準備をしていたのに、涙がどっと出ました。唄い出した瞬間空気がビリッと震えて、デイヴの声がそのまま頬に当たったような気すらした。
スタートした経緯が複雑だったので、良くも悪くもこのバンドには謙虚さを感じていた。デイヴの人柄もあるんだろう。インタヴューで「中くらいの会場で、中くらいの観客に愛されながら続けていけるのがいいな」と言っていたことも憶えている。
しかしここ迄来た。バンド誕生の背景がどうとかはもう関係がないような気がする。いい曲をいい演奏で、まっすぐに伝える力を持ったバンドだからここ迄来れたんだ。「Marigold」がセットリストにあることも、デイヴが初めてクリスとカートに会った時のことをゆっくり話して聞かせてくれたことも、ああ、もうこのバンドがデビューして11年も経ったんだ、と感慨深いものがありました。ステージ上にパットがいることも。また一緒に演奏している姿を観ることが出来るなんて思ってもいなかった。
てか、パットよく来たよね…飛行機嫌いじゃなかったっけ…(笑)本国での編成と同じメンツで来てくれて有難う!
通常のロックな4ピースではない楽器編成と、それに対応したアレンジで、曲そのもののメロディや構成の魅力を再確認出来ました。物凄くバランスのとれた曲ばかりだな…。ペトラがヴォーカルをとった「Floaty」、すごくよかった。初来日の時、これデイヴが裏声で唄ったんだよね(ハッキリ憶えてるよ!)。その時女声でも合いそうな曲だなあと思ったので、実際に聴くことが出来て嬉しかったです。ペトラ、「Marigold」のヴァイオリンソロも格好よかった。
そして、メロディは勿論いいんだけど、アレンジって誰がどういうふうに関わっているんだろうとも改めて思った。今回のアコースティックヴァージョンを聴いて、いろんなアレンジにすんなり馴染む、柔軟な曲が多いんだなあと感心したんですが…。ええと、何でそう思ったかと言うと、じ、実は私『ONE BY ONE』迄ギター2本要るか?と思っていたのです(暴言)。クリス・シフレットの存在ってデカいんじゃないかなと思った…。
やーもうほんっと久し振りでごめんねーまたすぐに来るよー今度は6ヶ月ツアーやるからねーなんて言ったもんだから大ウケの観客に喰い付かれて嘘です!6回です!とか言っていたデイヴさん。今度はアコースティックとロック両方をひとつのショウの中でやりたいな、とも言っていました。このひとやるって言ったらホントにやるからなあ。時々忘れるけど(笑)今度は早めに来てね。さて3日後のロックセットはどうなる。とても楽しみ。
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■SOIL &“PIMP”SESSIONS LIVE IN AUTUMN@LIQUIDROOM ebisu 11月30日に行きました。見掛けは文系だけど音を鳴らすと体育会系。ゲラゲラ笑って観ていても一瞬「あれ、ひょっとしてマジで格好よくね?」となること数回(主に社長に対して)。丈青+秋田ゴールドマン+みどりん=JAMはキレキレ、レコーディングもしているそうなのでJAM名義で音源が出ることもあるかな。秋田さんが格段に巧くなってたような感じがしました。 音は格好よくバカ度は高い、いつ迄やれるか判らない体力勝負の演奏。こりゃ当分は観ておきたいな
■あ・か・ほ・りーーーーー!!!!! ----- 『殺人者』@東京グローブ座 2007年2月19日(月)〜3月11日(日) 作・演出:赤堀雅秋 出演:三宅健・石田ひかり・MEGUMI・中山祐一朗・野中隆光・日比大介・黒田大輔・赤堀雅秋・みのすけ・松本紀保・大谷直子・秋野太作 ----- 願ったり叶ったりがまた来たよ!しかもにゃきゃやまさんが出る!おいおいおい、チケットとれるのかい…が、がんばろう、がんばってとれるものなら…。 今書けなくてうんうん言ってるのはこれの脚本なんですかね。それにしても意気込み丸出しのこのタイトル…(笑)楽しみ過ぎる……
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