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2004年10月05日(火)
『LIVE AT THE GARDEN』『ガリク・セコ短編集』

■『LIVE AT THE GARDEN』PEARL JAM

9.11直後の追悼ライヴで、敢えて放送禁止になっていたジョン・レノンの「IMAGINE」を唄ったニール・ヤングとともに、「THE LONG ROAD」を演奏したのがエディだった。no religion. i have wished for so long... how i wish for you today.

2枚組、ボリューム満点!ようやっと観ました。昨年7月のパールジャム@マジソンスクエアガーデン。9.11後初のN.Y.公演、ベン・ハーパーやバズコックスのメンバーたちのゲスト参加、そして場所が場所だけに、独特な雰囲気の一夜が収められています。久し振りにN.Y.でライヴが出来ることへの感謝。ここで「LOVE BOAT CAPTAIN」「I AM MINE」は特別な曲になる。

エディはちょっと声が出てないかな?とは思うものの、とても楽しそう。そしてマイクがノリノリです。最近はこのひとがバンドの元気度のバロメータになっているような感じだな。

ベンの登場の仕方が格好いいんだー。「DAUGHTER」のブレイクでベンの曲を挟み込んで、エディが呼び込むの。ニクい!

カヴァー&レア曲も沢山。レノンの「GIMME SOME TRUTH(真実が欲しい)」やるの初めて聴いたわ。毎度のTHE WHO「BABA O'RILEY」はやっぱ盛り上がる!そして目玉はMOTHER LOVE BONEの「CROWN OF THORNS」!うわ、ちょっと泣く。そして昨年の日本公演時、観客がしきりにリクエストしていて(それに気付いたマイクがちょろっとイントロだけ弾いてくれたんだけど、結局やらなかった)「BREATH」!うわー!いいなあああ!

ステージを囲むように席が設置されているので(バンドの背後にも席がある)楽しんでいる観客の表情もよく見える。年配の夫婦が一緒に唄っていたり、キャミ姿のギャル2人組が笑顔で踊っていたり。このバンドがやると、どの会場でも臨場感が持てるなあ。マジソンスクエアガーデンてキャパ2万↑らしいんだけど、隙間感がないってのはすごい。

本国らしくMCと、それのレスポンスがきびしー。歓声も飛ぶけどブーイングも飛ぶ。勿論パールジャムのファンにもブッシュ支持派はいる訳で、ツアー中(この日はやっていないが)「BU$HLEAGUER」の演奏中には席を立つ観客も少なくなかったそうだ。現在VOTE FOR CHANGE TOURに参加しているパールジャムですが、さて今後はどうなる。

そういえば、ジャケットに使われているエディがギター壊している映像、本編にはありませんよ(笑)特典映像の方にちょろっとあった。収録された公演ではない日にやったやつのようです。

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■『ガリク・セコ短編集』

出たよ〜ガリク・セコのDVD!DVD!パンツ?それはBVD!

昨年観た『結んだハンカチ ―ティールロヴァーとチェコアニメ』Bプロで上映された、お手製の義足で元気に踊ったりするとても前向きなくまと、チクタク言わなくなったことを気に病んで自殺しようとする後ろ向きの時計のシリーズ『僕の友達はチクタクいう』『卑怯者、出てこい』の他、『マイスター・ハーヌシュ』『ファウストの家』『本棚の世界』『シューズショー、あるいは自分勝手な靴』『サボテンさん、ちょっと』の全7作品が収録。

もうね、くまですよ!かわいいよ!観てね!観てね!かわいいから!と言いつつくま以外の、人形を使わない『本棚の世界』『シューズショー〜』もとても面白い。想像力と根気と技術。何度も観て味わうよー。

かわいいふりして声がおっさんだったりテーマが暗かったり色使いも暗かったりするのはチェコアニメのおハコです。『ファウストの家』なんて、これ対象年齢いくつなんだと…教訓と言うよりトラウマになりそうだ。人形の顔が怖いんだよね…ま、まあ、大人も子供も楽しめるってことですな(笑)