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2004年04月13日(火)
『LYNX』4回目

『LYNX』@青山円形劇場

これはほんっとに個人的なアレなんですが、観ている時にスイッチが入ってしまって。レインのことだ。

レインが亡くなったのは一昨年で、あのことがあってから『LYNX』が上演されたのが初めてだったからだろうけど。この日はいろいろ重ね合わせて観てしまった。いったん「あ、レインと被る」と思うと、オガワの台詞がレインの言葉のように思えてきた。

一応説明しとくと、レインは「自らすすんでヤク中に」なって、それを歌にしていたひとで、「25歳迄俺が生きてるなんて誰も思ってない」なんて唄っていた。実際には34歳で死んだ。クスリなしでも彼には唄うことはあったんじゃないかと今でも思うが、彼はそうしなかった。クスリなしの彼の歌も聴いてみたかった。

レインのことを考えるとジョン・フルシアンテのことも考えちゃうんですが。このひとは「自らすすんでヤク中に」なって、そして「帰ってきた」ひとだ。どちらの環境が良かったとか、友人に恵まれていたからだとか、そういうのは関係ない気がする。なんだかんだ言っても、やっぱり運なのかなと思いますね…その運が神の御業かなんかは判らないけど。そういう諦念みたいなもんはある。ジョンの腕の爛れはずっと消えないし、彼がまたヤク中にならないとは限らない。

こんなことをつらつら書いてると、自分の考え方の癖みたいなものが見えて面白いな。いかに客観を使って主観を書こうとしているかとか。こういう誤読の仕方もある。

で、こんなことを考えている反面、目の前の舞台を観ることにはすごく集中出来ていた。不思議なもんです。オガワとアマリの会話を、とても静謐な気持ちで聞いた。なんだかすぅ〜っと頭に入って来た。その分すごく苦しかった。席が前の方で、いつもよりアツヒロくんの表情を近くで観ることが出来たからかも知れない。

悶々としつつも舞台は面白い。このギャップがたまらん。以下おぼえがき。

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■休演日空けと言うこともあるのか?皆さんえっらいパワフルになってましたよ
■なんだか観客の反応もノリが良かったような
■さとしさんがいつにも増してハジケてたような
■誓さんは「オリンピックじじい」と罵られる程飛んだり跳ねたり回ったり
■返しもウマい、「アテネに出る迄は帰れないな!」
■このアドリブ?の反射神経もすごいなと思った…
■しかしこの妙な動き、終盤イタバシ先生が刺されてからのたうちまわる時の動きとほぼ同じなんだよね…ちゃんと回るし(笑)ここらへん気付いた時はぞわーとかなりました
■シンプルに考えれば、オガワの幻覚も込みでこういう妙な動きになってる訳で、となるとこの時点でもうイタバシ先生=デンワが最後ああなることは決まっていたんだろう
■イコールやっぱりオガワの最後も変えられない

■フリーコーナーが段々長くなっている気がします(笑)
■早口言葉も増えてるしな!
■そういやさとしさんがテレビを持ち上げるシーン、初めて1回で成功しなかったのを観た
■は、歯が限界なんじゃないですか…大丈夫ですか…
■もうちょっと根元をくわえれば良かったんだよね!ね!
■あと数公演、歯がもげませんように!アゴが外れませんように!

■浩介くんがトリビアの「へぇへぇへぇ」をやらなかったよ
■高橋克実さんが来てたから?(笑)

■あっそういえば!今回何でポスター売ってないの?ほしかったよー!(泣)楽しみにしてたのにー
■公演前、表参道の駅に張られてるのをみやちゃんが写メールして送ってくれました(笑)
■「張られたらとられちゃうの繰り返しなんだよ。今日はあったから今のうちに!って撮ったよ!」って
■あ、ありがとう〜!
■そうそう、今回のパンフの紙質好きだわー
■内容も勿論面白いです。ヨタロウさんと話してる時のスズカツさんの口調がかわいいよ(笑)

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この日は客席も豪華で。開演前にロビーを二代目エンドウ・田中哲司さんがうろうろしていてビビッていたのですが(笑)フロアに入ったら、鴻上さん、ダム・ウェイターBチーム(笑・高橋さんと浅野和之さん)たちが。鴻上さんのリュックかわいかったな。他にもいろんなひとが…。あと気付かなかったが初代オガワ・勝村さんが来てたらしいじゃないか!うわ見たかった(こら)。関係者ブロック?がぎゅうぎゅうで、補助席迄出ていました。スズカツさんも補助席に座ってました(笑)

自分もやたら昔からの知り合いに会ったりして、ちょっと不思議な気分になった。『LYNX』となると駆け付けるひとって多いのかな…。えのもとさんとも会って、帰り道すごく熱く語り合った(笑)打ち上げ楽しみにしてますよ!

あのじさんからは長いメールが来たので、長いメールを送り返した。どちらもオガワは助けられないと思っていて、どちらもオガワの選択は自分たちとどう違うのさと感じている。ここらへんつっこんで話したいな。久々にやろうかなと思ってますよ、夏辺りに。理想と現実のギャップが埋められるか。ちょっとがんばってみよう。