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2004年03月27日(土)
大駱駝艦・天賦典式『海印の馬』+α

大駱駝艦・天賦典式『海印の馬』@世田谷パブリックシアター

伝説の作品と言われていて、東京での公演は1995年以来!初見です。

最前列ド真ん中だったので(…)序盤のゴムぱっちん攻撃をまともに喰らう(笑・観てるひとはどんなシーンかわかりますね〜)おかげでまた攻撃されたらどうしようとしばらくビクビクしてしまいましたはっはっは。でも1回目当たっちゃって「しまった!」って思ったのか、2回目以降はゴム持ち担当のひとが思いきり引っ張って上に上がるようにしてくれたので大丈夫でした。しかしビックリしたよ…「うわあっ!」とか言っちゃったよ。

終演後ゴムが当たった肩を見たら、白塗の粉がついてました(笑)

それはともかく、幕開き(これは格好よかったな〜。パッと照明がついたらドーン!とダンサーが並んでて)から最後(カーテンコールの曲ともども格好いい)迄目が離せない怒濤の展開、面白かった!舞踏って難しそう〜とか言ってるひとはこういうのを観ればいいよ!面白いんだよ!なんかアホみたいな感想ですみませんね!別に理屈なしで観たまま聴いたままを感じればいいんだと思いますよ〜。9つのスケッチに分かれているんですが、それぞれがとてもポップだと思うんだよなあ…うまく説明出来ないんですが。その説明出来なさ感を楽しめばいいんじゃないかな。

それにしても麿さんはかわいかった…(失礼)中盤赤いリボンをつけた、ハイソックスの女の子の格好で出てくるんですがこれがかわいいのよ〜!ええ勿論白塗のままですよ!顔怖いですよ!これがかわいく見えてしまうってところに麿さんの凄さをひしひしと…嘘だって言うなああ!嘘だと思うなら観てみればいいさ!そしてそれがだんだん美しく見えてくる。ひとりで立つことの大きさと難しさ、それを引き受けられる強さを自分も身につけたいなあとジーンときた。

終演後かとうくんとタマミちゃんに会いました。ご子息とも初対面!「なんじゃわれ。うちの両親とどんな関係じゃ(意訳)」みたいな目で見られましたよ…警戒されてたような(笑)かわいかったー。仕事はしてるよ!やっぱInDesignは真剣に考えようかなあと思いました(私信)

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■雑誌チェック
『Top Stage』で佐藤アツヒロくんと橋本さとしさんとスズカツさんとで『LYNX』対談やってましてん。もうホント有難いねジャニーズが舞台に力入れてくれて!やっぱりマイノリティなので、メディアも少ないんですよ。ストレートプレイをきちんと載せている演劇雑誌が選べるほどあるなんて、数年前までは考えられなかったよ!
しかし…レジに持って行くのがちょっと恥ずかしい。表紙がね〜。今月号はまだいい方だけど、上半身裸のタッキー表紙の号を買うのはかなり勇気がいりました。表4を上にしてレジに出した

■もひとつ雑誌チェック
prints21』にAUTO PILOT『WHITE LIGHT RIDE』の全面広告と俊太郎のインタビュー。広告は横尾さん繋がりかな?横尾さんが誌面で日記を連載しているので、このジャケットを描くことになった経緯が書かれているかも知れないな。バックナンバー探してみよう。
俊太郎のインタビュー面白かった。こういうこと書くと電波と思われそうですが(苦笑)以前からこのひとに対して感じてることをズバリと答えていたのでびっくりした。嘘がある歌は唄わない。そこに一点の濁りも許さない。そうじゃないとやってる意味がない。それに恥じないように生活する。生活は大事だよ!それってすごくしんどいことだけど

■『シブヤから遠く離れて』戯曲
通読の前にフナキのとこだけ拾い読み。かなりト書きが多い戯曲なんですが、勝村さんのフナキはト書きをきちんと踏まえていながら、その行間をも自分のものにしている(ホントは皆そうあるべきなんだろけどね)
ハチ公口で甥っ子をボコボコにした描写(「ガッ……ガッ……ガッ……って耳を蹴った」云々のところ」)は完全に勝村さんのオリジナル。このシーンすっごく印象的だったので(ここらへんからフナキのヤバさが表に出てくるから)勝村さんすごい!と改めてゾゾ〜。ああまた観たい!