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2004年03月21日(日) ■ |
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ディック・ブルーナ展+α |
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ディック・ブルーナ展 ―ミッフィー、ブラック・ベア、そのシンプルな色とかたち@板橋区立美術館
板橋区立美術館のサイト
全国を巡回してて、ようやくこっちにやってきました。もうすこししたら横浜のそごう美術館でもやるんだけど、こっちの方が空いてて見やすいかなーと思って行ったら…そんなことはなかった(笑)結構頻繁に開催されているブルーナおじさん関連展ですが、毎回行ってしまいます。
板橋区立美術館独自の企画として、喫茶室でうさこちゃんパンや、ブルーナおじさんの好きなバタークッキーを再現!って販売していたりして楽しかったです。完売してましたけどもー(笑泣)見本は見られた。かわいいー。あと飾り付けがよかったな。建物の壁面にどうぶつたちの顔が配してあるの。輪郭がないの(笑)
こんなかんじ
ブルーナさんと同世代のデザイナーたちや、影響を受けたと言うマティスやモンドリアンの作品も紹介されていて、これは今迄にない切り口だったので面白かった。確かに!モンドリアンの計算されつくした画面構成や、シンプルな色使いに通じるところを多々感じる。制作過程の紹介も面白かった。色指定でシルクスクリーンかな程度に思っていたんだけど、そこに到る迄が結構大変なんですよ。何度も微調整をしている下書きも展示されていた。ちょっとした目の大きさ、位置で表情ががらりと変わっている。
そういや昔はこれ、サインペンで主線描いてると思ってたんだよなあ。それで紙ににじんであのじわーとした線になるんだと思ってた。筆ですよ、筆!あのふるえもタッチとしてのものですよ!
以前長新太さんの作品に関して「簡単に描いてるようでいて実は計算されつくしていて、とても同じようには描けない。でも、こどもたちに『自分にも描けるかも!』と思い込ませることが出来る力はとても大きい。この思い込みが、次の名絵本作家を生むかも知れない」と誰かが言ってたんだけど、この言葉を思い出しました。五味太郎さんの絵も、あの色は印刷された時にああ出るってのを計算しているので、原画じゃなくて絵本を完成品として見てほしいと聞いたこともある。手法はいろいろあれど、それぞれの職人の技が活きている。だからこどもたちだけでなく、大人が見ても面白いものになるんだろう。
板橋区立美術館、交通の便はそんなによくありませんが、まちの美術館って感じでよかったな。また機会があったら行きたいです。
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■あまりのタイミングにビビる 『砂の器』を観て、その後『アナザヘヴン』に切り替えたら(何かTVでやってると観ちゃうんだよなー)どっちにも原田芳雄さんが出ていて、どっちでも火を点けていた
■自分にしては 今シーズンテレビドラマを結構観ています。『僕と彼女と〜』に『新選組!』、『砂の器』も『白い巨塔』も観ている。『砂の器』は使われている劇場がさいたま芸術劇場だったり、『陰陽師2』が捜査に使われていたり(でもホントの事件の鍵は作品じゃなくて、それが上映されていた映画館にあるってことが後に判るんだけど)本筋とは違うところでもいろいろ楽しめてたり
■それにしても 自分は江口洋介さんが結構好きなのではないかと気付いた今日この頃。あんちゃんの頃はそうでもなかったんだけどなあ。きっと今の髪型が好きなんだわ(笑)『アナザヘヴン』では髪型と顔が合ってるんで、観てて楽しいです。はっ、だから観てしまうのか!鑑賞用か!
■あとねえ 飯田譲治監督って少女マンガ好きなのかなと思わせられるんだよねー。血の涙とか裸包帯とか銃とか男同士のキスシーンとかお姫さまだっことか超能力とか異星人とか!所謂萌ポイントがようおさえてあるなーと。『NIGHT HEAD』もそうでしたが、ここらへんを楽しむ用に観てしまうよ…(笑)
■それにしても 『砂の器』。『宿命』が頭の中でまわりまくっててねえ…あんだけ聴かされたら!今も鳴ってて困ります
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