初日 最新 目次 MAIL HOME


I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
kai
MAIL
HOME

2004年01月30日(金)
『のんきな姉さん』トークイベント

『のんきな姉さん』トークイベント@テアトル新宿

急遽大森くんの参加が決まり行って参りました。出席者は七里圭監督、廣木隆一監督、大森くん。

以下記憶で起こしているのでそのままではありません。話もかなりまったりゆる〜く(苦笑)前後してたりしたのでまとめちゃいました。間違い等ありましたらjoyride*bbsでご指摘くださいませ!

****************

司会●まずは皆さんがどういうご関係かを
七里●ええと、僕が廣木さんとこで助監をやってて。エキストラで出たりもしたんですが
廣木●エキストラなのにすごい目立ってたんだよなあ、酒飲んで
七里●大森くんに言うと笑われるかも知れないけど、出てたんですよ。酔っ払ってビールの缶を投げて投げて
大森●えっ、ホントに飲んで出たんですか?
七里●いやいや、酔っ払いの役で。好き放題やって
廣木●でもそのめちゃくちゃやったのを、長門裕之さんがちゃんと受けて芝居してくれたんだよなあ

廣木●南朋とは…かたせ梨乃さん主演の『天使に見捨てられた夜』が最初だったな。あの時は編集で南朋の出番随分切っちゃったんだよね…いっぱい撮ってたんだけど。ごめんね(笑)麿さんも出ていて、親子共演なんていやらしいこと考えちゃったりもしたけど…
大森●いえいえ。あの時は…AVのスカウトマンの役だったんですよね
廣木●仕事はそれが最初だけど、その前から会ってるんだよなあ。最初はどこだったかな?飲んでたと思うんだけど。兄貴の立嗣も一緒に
大森●そうですね、なんか、そういう感じだったと思います

七里●僕と大森くんは…○○さん(聞き取れなかった)からだったかな?テレビ東京でやった『七瀬ふたたび』のオーディションで会ったのが最初だったかなあ
大森●まあ俺落ちたんですけどね、それは(笑)
七里●はは
司会●『のんきな姉さん』に大森さんが出たのはどういう…?
七里●プロデューサーの○○さん(聞き取れなかった)から「大森くん、どう?」って感じで。『殺し屋1』を撮った直後で
廣木●台詞ありますかって訊いたんだって?(笑)
大森●そう(笑)「全部アドリブじゃないですよね?」「泣かないでいいんですか?」って。続けて撮ったから髪型が一緒なんですよ、イチと
司会●『Dolls』では普通のサラリーマンの役でしたよね
大森●そうですね、でもあれは結構もう最近撮ったやつだから…『のんき〜』の頃は痴漢とか…ストーカーの役とか…(笑)
廣木●ははははは。そういえば、南朋がちゃんとスーツ着てる姿(の役)ってこれ(『のんき〜』)で初めて観た気がする
大森●ドラマとかでは結構あるんですけどね。映画だと…一時期Vシネまっさかりの頃って、ヤクザをやれなきゃって風潮がありましたけど。俺はヤクザな役ってのはなくて、変態とかで(笑)…需要があるんじゃないですかね、僕がやる役は
司会●『のんき〜』では登場人物の中で唯一まとも…と言うか普通の役でしたね
大森●そう…でしたね、普通のひとで

廣木●大森くんのいいところってのは…柔軟なところですね。どんな役でもすっと入っていける
大森●いきなりそんな、褒められるとは(笑)やばい方向ですよ、心の準備が(笑)
廣木●随分前から役作りしていくって感じ?それともその場でテストを何回かやってみた方がいい?
大森●う〜ん、その時によりますよね。『のんき〜』では何度かテストやって…
七里●ロケで、光の具合とかを見ながら何度かやったりしましたね。「この日が沈む迄に何度やれるか!」って感じで(笑)
廣木●それは役者の演技じゃなくて画的にってことじゃないのか(笑)
七里●いやいやいや(笑)
大森●でもやりやすい現場でしたよ、スタッフは怒ってたりしたけど(笑)
七里●ははははは

****************

こういう話を聞くと、大森くんってかなり冷静に現状を把握してるなあと思いますねえ…自分のポジションを見る目が醒めて(=冷めて)いると言うか。ひとを見る目もそんな気がする。ある意味怖いひとですな。興味深い話が聞けて面白かったです。

最後に、廣木監督がヨコハマ映画祭主要部門を『ヴァイブレータ』が独占!と言う報告をし、暖かい拍手が。大森くんも助演男優賞おめでとう!授賞式は2月1日です。