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2003年11月15日(土) ■ |
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『赤目コネクション』寺島しのぶナイト |
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『赤目コネクション』@ポレポレ東中野
『赤目四十八瀧心中未遂』関連オールナイトイヴェント。初日は寺島しのぶナイト!『ヴァイブレータ』『赤目〜』の上映と、ゲストトーク。出席者は寺島さん(両方に出演)、大森南朋さん(両方に出演)、荒戸源次郎(『赤目〜』)監督、廣木隆一(『ヴァイブレータ』)監督、大西滝次郎さん(『赤目〜』に出演)。司会は林海象監督。森重晃(『ヴァイブレータ』)プロデューサーもゲストとして名を連ねていましたが、「俺はあがらなくていいよ〜」と言うことで客席からの参加になりました(笑)
オール明け後も寝ないで出歩いてしまったもんで記憶がすっかり飛んでます、トホホ。印象に残ったコメント等を箇条書きしときます(笑泣)
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廣木●(すっごい得意げに)これ言うと皆から驚かれるんですけど、『ヴァイブレータ』のファーストカットとラストカットのコンビニのシーン、実は同じ日に撮ったんです。寺島さんの表情、全然違うでしょう?旅の前と後、あれを同じ日に出せる寺島さんはすごい。脚本にラストカットの指定はなかったんです、「いいものになった気がした」ってところで終わっている。それじゃあ俺はその「いいもの」になった顔を撮ってやろうと思った
荒戸●映画はプロデュース、監督あわせて10数本手掛けているけど、『赤目〜』は最も気に入っています。今夜の2作品を一度に観られる機会は二度とないと思います、皆さんラッキーですよ。寺島が全く違う面を見せている。同じ年にこの2本を公開出来たってのはいい、同じ女優のこれだけ違う面がいっぺんに観られるってことは稀だと思う。大楠道代さんが寺島さんに「あなたいいわねえ」って言ったんだ、大楠さんが他の女優褒めるとこなんて初めて観たよ(笑)寺島がすごいのはもう当たり前だからこれ以上言うことないんですが(笑)今回は大森南朋がホントいい、素晴らしい出来だと思います。ふたりがこの2作品に参加したのは運だと思うけど、その運は運命だとも思う。その運命に巡りあえたことが嬉しい
寺島●廣木監督は現場では全然表情も変えないし、何も言ってくれなかったのですごく不安でした。自分の演技が正しいかどうかも全く判らなくて…トラックに南朋ちゃんといる時に、「なんなのよ〜」「どういうつもり?」「ふざけんなよ〜」とか監督のこと言ってたんです。そしたらそれ、(音声マイクが入ってたようで)監督全部イヤフォンで聞いてたらしいんですよね(笑) 廣木●そう、それでもっといじめてやろうと思って(笑)いや、うそうそ 寺島●ほんとツラくて、終わったあと二度と会わないだろうなと思っていたくらい。でも、出来上がりを観たら、自分の顔がこんな風に映っていたんだ!と驚いて…役者を大切にしてくれるひとだなあと…。今では仲良しですよ(笑)
寺島●(2作品の違いについて)『赤目〜』ではこんな風にやりたい、こんなのはどうだろうとどんどんアイディアを出してやっていったんです。でも『ヴァイブレータ』はそれを全部削がれた状態でやりました。最初『ヴァイブレータ』出演のお話をお断りしたのは、『赤目〜』の直後でパワーを出し切れないと思ったってこともあって…。全然やり方が違いましたね 荒戸●いろいろ言って、言ったことを全部出来ちゃうんだよ。それはすごいよなあ
大森●(同じく2作品の違いを訊かれて)『赤目〜』は大作だなあ〜って感じだったんですけど、『ヴァイブレータ』は…えーっと、あの〜…自主映画…みたいな…(場内爆笑) 森重●(その後コメントを求められて)えー、自主映画のプロデューサー森重でっす 大森●ああっ(苦笑) 廣木●自主映画の監督ですから 大森●ああ、ああ…(とどんどん俯いていく) (この後ことあるごとに森重さんと廣木さんは「自主映画ですから〜」と言い、大森くんはどんどん下を向く羽目に)
大西●(同じく2作品の違いを訊かれて)僕は『赤目〜』の現場しか知らないので比べられないですけど…。寺島さんが『赤目〜』をアップしてからも、僕はまだ撮影が残っていて…。『ヴァイブレータ』を観た時に、寺島さんと一緒にいる大森さんを観て、なんか、やだな〜って………(場内爆笑) 大森●ああ、だからさっき会った時冷たかったんだ(笑) 大西●いやっ、そんなことないですよ! (大西くんは『赤目〜』での役が抜けきれていない時期に『ヴァイブレータ』を観たので、大森くんにメラメラ来ていたようです。「お、俺の綾ちゃんを…」って感じだったのでしょうか(笑))
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■大森くんは最初のトーク終了後帰られたようです。2回目の休憩時に立嗣さんを見かけたけど、会ったのかな ■寺島さんが参加者全員にコーヒーとお酒の差し入れを!太っ腹! ■寺島さんが大森くんのことを「南朋ちゃん」と言うのにつられたか、他のひとも「南朋ちゃん」と呼び出す。大森くん、「皆南朋ちゃん南朋ちゃんって……(笑)まあ、皆の南朋ちゃんなんですけどね」だって(笑) ■客席が超豪華!新国立での舞台『世阿彌』で寺島さんと共演中の坂東三津五郎さんは、寺島さん曰く「明日通しリハーサルがあるのに来てくれた」そうです。寺島さんの弟・尾上菊之助さんもいらしてました。ロビーでは「今どこでやってんの?」「国立です」等セレブな会話が繰り広げられてたとか(笑)皆さん朝迄ちゃんとご覧になってました。寺島さん愛されてるね! ■1作品上映ごとに寺島さんは挨拶に出てきてくれました。いい作品になったと言う充実感や、ヘヴィーな撮影時のことを思い出したのか、最後には涙ぐんでおられました ■荒戸監督は出てくるごとに酔っ払い度が増してました(笑)最初のトークの時点でかなり酔ってたみたいで、ここには書けないような毒舌トークも満載!か、書けねえ。最後の最後には「泥酔してます」とワインボトルを鷲掴みにしたまま壇上にあがってました(笑)
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