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2003年04月28日(月)
『シカゴ』

『シカゴ』@新宿ジョイシネマ2

いやあもう楽しかったー。

目当てのキャサリン・ゼタ=ジョーンズさま(敬称推奨)がド迫力!もう彼女にばっかり目が行っちゃってレニー・ゼルウィガーちゃんをあまり観られなかったわ…。腹から声出してます!の歌といい、躍動します!の肉体といい、「ステージの華は私!私を観るのよ!」ってな気迫がすんごくて、それがすごいを通り越して笑っちゃうほど。文字どおり“捨て身のダンス”(場内爆笑・このナンバーよかったなー)で観客を圧倒しまくりです。いや〜格好いい…ボブスタイルもめっちゃくちゃ似合うし(つうかロングよりこっちの方が私は好きだ!)ますます惚れた。嫁にしてください。

レニーちゃんはゼタ=ジョーンズさまがいない時に堪能しました。くぁわゆいん☆ちょっとアホなコ(と言うか、愚かと言うか…)な役なので、あの高音な声がハマってキュートキュート。腹話術のシーン(これは面白かった!)はホントにお人形さんみたい。そして脚線美が素晴らしい!

しかしこの主役のふたり、「二流なのにスキャンダルでのしあがる」役なので、歌も踊りもあんまり巧くちゃいけないんだよね…そこらへんは気にしちゃダメかしら(笑)そしてきっと彼女らはいずれ忘れ去られていくんだろうと言うブラックさにもちょっとゾワッ。ショウビズ界で生き残るのは大変です。

そして初めてリチャード・ギアの良さが解った…こういうコミカルな方が良くないか?二枚目な彼が好きなひとはどう思ったんでしょう。これ、私は好きだなー。

あとテイ・ディッグス(『誘拐犯』の追手白黒組の黒の方)が、エレガントな進行役にハマってて素敵でした。綺麗なひとだよなあ。

ミュージカルを観る時にどうしてもひっかかる、歌や踊りに切り替わる時の違和感は全くありません。実際のショウのシーンは勿論、監獄でのシーンもロキシー(レニーちゃん)の妄想から出てくるものにしていたり、工夫が活きています。こういうミュージカルならいくらでも観たい。

と言いつつ、これを観てすっかり舞台版で観たくなってしまいました。それはどうなのか。