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2003年04月24日(木)
『アイデン&ティティ』エキストラ撮影(川崎・2)

スタッフからシーンの説明。「イベントの中の1バンドとしてSPEED WAYが出演しています。皆さんは、既に何バンドか観ていることになります。他のバンドのファンもいる、SPEED WAY目当てで来ているひともいる。全然SPEED WAYのことを知らなかったひとも、これからバンドが演奏する曲に引き込まれます。そんな感じで演奏を聴いて、演奏終了後は『感動した!』と言う拍手をお願いします。この演奏によって、主人公の中島と麻生久美子さん演じるヒロインとの愛が深まると言う非常に重要なシーンです。皆さんの演技がとても大事ですので、宜しくお願いします!」。

曲はバラード、「オトナの悩み、コドモの涙」と言うタイトル。これがいい曲なんですよ〜。何度も聴いたしすっかり憶えてしまいました。歌詞もじわっと来ます。誰が書いたんだろう?サントラも期待出来そう。そしてこれ、ベースソロがあるんですよ!ふははははは!最初聴いた時は「ベースソロがある!」「ベースソロだ!」と一部で妙な盛り上がりを見せました(笑)

まずはバンドの演奏と、それを観ている観客をフロアの後ろから撮影。フロアの上手側にカメラがセッティングされます。と、トモロヲが5m先に!フロアに“TAGUCHI”の名前入りディレクターズチェアーが置かれていましたが、トモロヲ監督は全然座りません。セッティング中は麻生久美子さんがそこに座ってました(笑)

テープを流しながら、バンドのメンバーが演奏(の演技)。ヴォーカルマイクの音量は下げ目に設定されていましたが、峯田くんが「唄っていいんですか?いいんですね?」としっかり唄ってくれてました。ファンのひとは嬉しかったんじゃないかな。

大森くんのベースの裏には沢山のステッカーがべったり。何のステッカーか迄は判別出来ませんでした。前にいたひとはバッチリ見えたんじゃないでしょうか、何を貼ってたかご存知の方教えてください!ピックを使わず指弾き。ストラップが細く、やはりちょい長め。パンクの魂だー(笑)しかしベースでストラップ細いと、見栄えはするけどすっごい肩凝りそうだよね。大丈夫かな。余計なお世話ですか。

フロアからの撮影を数回行ったあと、カメラをステージ後方に移動。そう、セッティングにかなりの時間が割かれるのです。カメラだけでなく照明等の位置も変えるので、その土台もスタッフが手で運んで組みたてなおしたり。1つのシーンを様々なカットアングルから撮る為、同じ作業を何度も繰り返す訳です。「映画の撮影って地味でしょう〜、これからどんどん、もっと地味になります(笑)」とトモロヲ監督。確かに地味です。忍耐力もいります。大変な仕事だなあと思いました。

セッティング間は皆それぞれ好きなことをしておいていいし、準備が出来る迄その場を離れてもいいのですが、自分の位置は憶えておいてくださいとのこと。そりゃそうだ、画が繋がらなくなりますわな。待ち時間の間、後ろにいた私たちは比較的のんびり座っていたのですが、ヴォーカル前のブロックにいたひとたちには細かい指示が出されています。なんだろう?そのブロックはトロさんチームと呼ばれていました。トロって何?ベニシオ・デル・トロのトロ?(違う)どうやらその位置に麻生久美子さんが混ざる様子。いいな〜。麻生さんが立った時の、周りのひとの身長のバランスを考えていたようです。撮影監督の方がカメラを覗きながら「そこの女の子はそっち、あなたはあっち」と位置をじっくり決めていました。トロさんチームは「目線はヴォーカルのひとに向けておいてください」と指定があったとのこと。うわあ、大変だ〜。私後ろでよかった、大森くん観放題だぜ!(笑)

でもなんでトロ?(しつこい)

その間ステージ上ではSPEED WAYのメンバーがジャムり中(笑)全員バンド経験者なので、実際に演奏も出来るわけです。小さい音を出して3人でしょっちゅうジャムってくれて、退屈しませんでした。