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2002年07月31日(水)
『FUJI ROCK FESTIVAL '02』3日目 その4

☆引き続き「変」「オカシイ」等の表現は「ステキ!」「あんたら最高!」と同義語の愛情表現ですからね!

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■RED HOT CHILI PEPPERS(Green Stage)
「BY THE WAY」でスタート、出だしは快調。続いて「SCAR TISSUE」でクールダウン…の筈が、ミドルテンポのこの曲でも大盛り上がり、大合唱になる。その次はフリーのベースが夜空に響き渡る「AROUND THE WORLD」!ギャーそりゃヤバいよ!皆大暴れ。次は軽快な「UNIVERSALLY SPEAKING」。ギュウギュウのスペースで皆が跳ぶので、力を抜いていたら自然に身体が宙に浮く(笑)しかし新譜からの曲は落ち着いたものが多いので、殺伐としたツラさはない。よし、いける。最後までここにいられるぞ。

新譜の曲は随分こなれていた。「あれ、ライヴでどーすんだ?」と思っていたものも問題なし。アンソニーがイヤフォンを着けていたり、バックトラックやクリック使用など、新しいことに果敢にチャレンジしている。それがガッツリ出来てしまうところは、もともと皆が音楽家として柔軟で、かつ優れているからなんだろう。ちょっと危なっかしいとこもあったけども(笑)確か「THE ZEPHYR SONG」の時、バックトラックの入りがうまくいかなくてジョンが「キー!」とかなっていた(笑)コーラスワークも多いし、ジョン大忙しだ。今回のアルバムでの比重の高さがわかるなあ。好きなことをのびのびやれたんじゃないだろうか、よかったね。武道館で観た2年前よりも、随分ポジティヴになった感じだ。よく動くし、よく笑う。

そんなジョンが圧巻だったのは「VENICE QUEEN」。途中でギターが変わるのでどーすんのかなーと思っていたら…アコギをスタンドにセットして早替えしていた。エレキは背中にしょいっぱなし!うわーすごいージョン格好いいー!長髪を振り乱してのカッティング。これはすごい!すごいよかった!かなりヤラれました。うわー11月にまた聴けるかな?聴けるよね?1曲ソロヴォーカルも披露。すんごいメジャーな、誰でも知ってる曲(なんだけどタイトルがわからん…)。ホントひきだし多いねえ。

フリーは「PARALLEL UNIVERSE」(これの " Christ I'm a sidewinder I'm a california king! " の大合唱は気持ちよかったなー)を始めピック弾きも多かったが、スラップベースも存分に聴かせてくれた。妙な動きも相変わらず。つうかあの妙な動きであんだけ凄いベースが弾けるってのがもうオカシイよね…。

チャドはスクリーンでしか観られなかったので残念。しかしあの巧いドラミングはしっかと聴いていたよ!正確かつエモーショナル、そんでクール。観客から名前を呼ばれると、どんどんスティックを投げてくれる。

ええと他には(順不同)「DON'T FORGET ME」「CAN'T STOP」「THROW AWAY YOUR TELEVISION」「OTHERSIDE」「CALIFORNICATION」「RIGHT ON TIME」「I COULD HAVE LIED」ってとこかな?ミドルテンポの曲が多いのだが、アンソニーの暴れっぷりが凄くてなあ。しかもかなりオカシイ動きをしていた。ゼンマイ仕掛けみたいな…うまく文で説明出来ない。あのね、とってもヘン、ヘンなんだよ!カクカクしてんの!あんたどこ行くの!みたいな!イヤフォンのコードがバシバシ身体に当たっていた(笑)がお構いなし。前回の来日時は脚の怪我であまり動けなかったそうだが、今回は元気だなー、ジャンプもしまくりで。声もよく出ていた。でもここんとこずっと右手に包帯してるよね。いっつもどこか怪我してるねえ、気を付けてね…。

そんなこんなで笑顔笑顔で観て聴いて唄っていたので、頬骨が痛い。しかし休む間もなく怒濤の終盤がやってきたのでした。