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2002年03月02日(土)
テアトル新宿の向かいのコンビニっていつ出来た?

『QRANKY's ALL NIGHT #1』@テアトル新宿

●『17才』監督:木下ほうか
●ゲストトーク・バトル
●短編1『ナオと僕』監督:猪俣ユキ
●短編2『8・15〜ハッテンイチゴウ〜』監督:堀江慶
●短編3『秋晴レノ夜』、『MOMO』、『パチンコ・ファイト・クラブ』、『CALLING LOVE』監督:木下ほうか
●『sWinGmaN』監督:前田哲
●『ラブ&ポップ』監督:庵野秀明

邦画専門誌『QRANK』創刊記念イヴェント。オールナイトなのに立ち見も出る盛況で、関係者も沢山いらしてました。井筒和幸監督もいらしてたのには感動したよー。本物だー。今日は自腹じゃないよね(笑)前日の『虎ノ門』で『マルホランド・ドライブ』を斬っていたのを思い出してニヤリニヤリ。面白かったよね!

『QRANK』創刊号で特集を組まれていた『17才』は、猪俣ユキさんと三輪明日美さんが中心となって作り上げた作品。前日に初号が上がったという、ホントにギリギリの完成だったそうで。現場はかなり大変だったみたいですね…勢いで作れてしまうパワーは凄いし、その歳にしか出来ない事だと思うし、出来上がった作品もその時にしか撮れないものが映っていたと思う。そういう意味では貴重なものを観た。このひとたちが歳を経る毎にどんなものを作っていくかって言う興味もある。是非とも続けてほしいです。

ゲストトークバトルは、ほうかさん、三輪さん、猪俣さんに、司会は『17才』に製作で参加、監督作『グローウィン グローウィン』の公開を控えている堀江慶さん。『17才』を作る事になった経緯や現場の様子などをお話。飛び入りで大森南朋くん(ラッキー!)に宮崎あおいさん、抽選会のヘルプに三輪ひとみさんとあとひとり…誰だったっけ、ごめん失念。とは言え場の流れ的に大森くんとあおいちゃんは発言の場があまりなくどんどん舞台奥に後ずさり気味、しまいには大森くん、マイクを通して「あの、僕帰ってもいいですか」などと訴える始末(笑)。いやーそれにしてもあおいちゃんかわいいわ。腕脚長いわ。顔ちっちゃいわ。『害虫』『パコダテ人』楽しみだわ。そうそう、『パコダテ人』と『sWinGmaN』の前田哲監督も客席にいらしてたんですが「出てこなくていいです」とほうかさんに釘を刺されてました(笑)。

この日来たのは短編『パチンコ・ファイト・クラブ』に大森くんが出ていたから。短編も短編で、3分くらいの作品だったんですけど(笑)面白かった!この作品とトークの内容に関しては、近々[Joyride]の方にアップします。

短編ものでは堀江監督の『8・15』が面白かった。小日向文世さんが出ていたのもポイント高い。『グローウィン〜』はチラシで見て内容的に気になっていた(同時期公開される園子温監督『自殺サークル』と何か…ちょっと環境が似ていそうなのでこっちも気になる)。この日『8・15』を観て、信用出来そうな気がしてきたので『グローウィン〜』も観に行こう。

『sWinGmaN』はスクリーンでは初見。ビデオの時より集中して観られた。『まぶだち』に出ていた沖津和くんも、あおいちゃんもまだ顔が若い、つーか子供(笑)。かわいい。

『ラブ&ポップ』は初見。面白い。脚本のとらえどころもいいし、全編デジカメを使った撮影、仰角がやたら多いアングルも、アイディア勝ちと言う感じ。が、が、その分手ブレも凄いのね…酔うのね…オールのラストに観るにはこれはツラい!途中から気分悪くなってしまって…オエー。でも面白いので目は離せなくて…一種苦行(笑)。主人公が会う男たち〜吹越さん、手塚とおるさん、浅野くん、渡辺いっけいさんのキャラクターがかっちり出来上がっていて、でもステレオタイプな感じではなく、どっちに転ぶか判らない緊張感がよかった。とおるさん気持ち悪い男させると最高だよね(笑)。吹越さんが作る料理のドレッシングのレシピが非常に気になる。ウチでも作ってみたい。

なんかこのイヴェント、ある意味木下ほうかさんナイトだったよなー。出演に監督に大忙し。上映された中で関わっていないの2本だけだし。現場も仕切っていたしね。お疲れ様でした。あーやっぱ顔が痒い。要は夜遊びがダメなのか!?(泣)