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2002年02月03日(日)
歌舞伎町に9時間

新宿TSUTAYAで大森組の丙チンと待ち合わせ、あんなに何度も探したのに見付けられなかった大森くん出演作品『女刑事RIKO』があったよと教えられ自分の目の節穴さ加減にしょんぼり。でも手の届かない棚のいちばん上にあったんだもん、背低いんだもん…現在借りているものがあるので来週借りる事にする。

歌舞伎町へ移動、映画版イチロケハンと称して垣原が破門を宣告されたスカラ座でお茶。コーヒー激ウマ、ケーキもうまい創業1954年“珈琲クラシックムード音楽”喫茶。こ、ここ借り切って撮影したんだよねえ…よく貸してくれたねえ…と思わずほんやりしてしまう程、歌舞伎町ド真ん中にありながらもあんなにまったり出来るとこは珍しい。マダムがいるんだよー。芳名帳があるんだよー。ウェイトレスさんは皆拘りのあるかわいさ(皆ゴス仕様がにあう美人揃い。オーディションしてますか…)。いやー楽しい!また来よう!

その後風林会館周辺をひとまわり。イチがボコボコにされて金子に助けられる小さな路地を見付けて大笑い、丙チンが持っていたデジカメで思わず記念撮影。イチの様に転がってみようかと思いましたが雨で地面も濡れていた事だしやめました。

……あの、自分がアホだって事は重々承知してますから突っ込まないで下さい。

それにしても昼に歩く歌舞伎町は新鮮。いつも夜かオール明けの早朝にしか来ないからな。夜には見えなかったものが見える。意外と民家も多いし、建物の屋根をネコが伝って歩いていたりする。行き慣れている街の筈なのに、時間帯によっては全然違う顔が見れて面白かった。

夕方レピッシュ@citta'へ行く丙チンとお別れ。あー私もレピッシュ行きたかったのだけど…こっちのチケットをとってしまったんだもん!てな訳でリキッドへ。

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『MAN DRIVE TRANCE vol.7』@LIQUIDROOM

ROVOオーガナイズのパーティー。今回はレイハラカミ氏を迎え、しかもクレジットがROVO feat. REI HARAKAMIとなっている。こ、これは対バンつーより共演か!?マジですか!?チケットを2週間前に買った時整理No.が400番代で、おいおいなんでだよー大丈夫かよーと思いつつ入場してみれば当日券完売の満員御礼、こんなにパンパンのリキッド見るのは随分久し振り。見えないよー!背ぇ低いんだよー!と居場所を探しうろうろするうちに、バーカウンター前の椅子席真後ろにスペースを見付け入り込む。やったオーシャンビュー!…もうここから動けない。ロビーステージではPHATがライヴしてるのにー!

程なくハラカミくんが登場、フルセットでたっぷり1時間のライヴ。一昨年のリールアップ以来なので嬉しいよー。昨年の『百鬼夜行』で観る筈が体調不良で行けなかったもので…。今回音の抜けが異常に良かった。聴くと身体が浮くようなあの音を生で聴くのはたまりませんなー!それでいてバッキリダンストラックになってしまう妙な構造のかわいらしい曲群はフロアを踊らせつつも、思わず固唾をのんで身を乗り出し、前のめりになって音を聞いてしまう不思議な雰囲気で終始笑顔。

遅れ馳せながらROVOは初見、勝井祐二さんも観るのも…いつ以来だ?DEMI SEMI QUAVERは随分通っていたけど、それ以来かなー。って、それ10年近く前…(黙)とは言え勝井さんのかっこよさっぷりは全く変わらず。

バカテクなのに逸脱著しい演奏は、何処までが即興なのか判断しかねる程確信犯的な緊張感。なのにあまりの格好良さにゲラゲラ。ROVOやらボアダムスを聴くといつも感じる事は、ヴァイオリンもギターも管も、元を辿れば音を振動させると言う意味で打楽器だよなあと言う事。ツインドラム編成だし音圧が高い高い、聴くとかなり体力を消耗するんだけど、やめられまへんな〜。

中盤ハラカミくんを呼び込んで1曲セッション(?)。いやー最高!4時間と言う長丁場でしたが終わってしまえばあっと言う間、凄く面白かった。とはいえ脚がパンパンです。そして小康状態を保っていた湿疹がまた…なんでだよー昨日は大丈夫だったのに!痒い痒い!何かな、やっぱ換気が悪いとダメなのかな。リキッドは薫製フロアだったからなー、トホホ。