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kai
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2002年01月27日(日) ■ |
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か、かけおち〜 |
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『駆落ち』(ネタバレありあり)
大森南朋くん主演のNHKハイビジョンドラマ。ハイビジョン故9×16型のTVで観ないとすっごい観づらいよと言われつつ、それでもいい!と録画をお願いする。法事のため帰省する前日に受け取ったもんで観る暇がなく、実家で観ようと持って帰る。
…実家のTVが9×16型になっていた。わああああい!
内容は「純愛に身を焦がす軍人」(大森くん談・インタビュー読むにつけこのひとの言葉の扱いは独特で面白い)の話なんですが。不勉強で知らなかったけど、兵役検査って段階があったんですね。大森くん演じる雄平は、働いていた夕張の炭坑で落盤事故に遭い、肺を傷付けてしまった為丙種合格。その分召集されない訳で、何かにつけ「俺、丙種だから…」と言う台詞。あああもう可哀相だ。「お国の為に働けないなんて恥」って当時の風潮が痛い程感じられる。いたたまれない+恋人の道代(雛形あきこさん)が東京に身売りされてしまったので雄平は上京する事に。そこで心優しいひと達と出会い…。
出てくるひとが皆いいひと(人買いは別)。ヤミ屋のかねおばさん(冨士眞奈美さん)と五郎次おじさん(國村隼さん)がすっごいいいひとでさあ!気っ風がよくてさあ!なんでそんなによくしてくれるの!それは雄平がいいコだからさ!(泣)ストーリーもかなりの直球(とは言え、ありがちな反戦ドラマになっていない所は新鮮だった。赤紙破り捨てちゃったりするし)、もう涙涙。「いや今はそうでもきっと…」とか「雄平いいひとだからきっといつか騙される」なんてついついナナメに観てしまう自分のスレ具合にまた涙、トホホ。役者陣もも〜うよくて!よくて!キムラ緑子さん演じたおさわさんと、塩見三省さん演じた雄平の父親はあの後どうなったんだろう…。ここがいちばん気になったよ…あああんないいひと達がなんでこんな目に遭わなくちゃならんのだ!戦争するからだよ。
大森くんと雛形さん、よかったよー。ううううう。あんな時代じゃなければ引き裂かれる事もなかっただろうに。戦争は嫌だよ。ふたりとも長身でスタイルいいので当時の服装が微妙に似合わない(笑)でも、その板につかない感じが、この時代に生きていけなかった儚さを感じさせてた気もしたな。両者とも手の動きが凄く綺麗。抱き合うシーンが美しかったです。
CGにちょっと難あり。ストーリー展開は物凄いはやい。90分じゃ短いかな。ロミオとジュリエット並のスピード感がある分初見は圧倒されて「ええ、えええ〜!」に終始、二度目に観た時かなりじわ〜ときた。戦争は嫌だよ。地上波での放映は未定だそうだけど、終戦記念日前後にオンエアしてくんないかな。戦争は嫌なんだよ!
そうそう、こっちに帰ってみて3×4型TVで観たけど、まあ面長に映るけど観づらいて事もなく。録画してくれて有難う有難う!(私信)
法事は滞りなく終了。母親の20年忌。もうそんなに経つかなー。父親と奥さんも仲良くしてるようでよかった。母方の親戚にも久々に会えて楽しかった。
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