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2002年01月24日(木)
山の手事情社『ぴん2002』

本公演よりチケが売れるので劇団のひとが困っているという(^_^;)カタログシリーズvol.7。稽古方法を公演として見られるのは面白い。今回も当日券なしの盛況でした。

ぴんと言うのは、ピン芸のピン。ひとりで舞台に立って何かやる。ものまねもあり、うたもあり、おどりもあり、でも作品として成り立っていないとダメ出しをくらう。その出来はピンからキリまで。ピンで外部と向き合う面白さと怖さ。

構成は『導入ものまね編』準備体操のルパム『「ぴん」の変遷編「いない人系」「生活取材系」「複数人格系」』『俳優が語る「ぴん」の魅力』『華麗なる「ぴん」の世界編』拍手のルパム、ごあいさつのルパム。ルパムと言うのは山の手独自の型を用いたダンスみたいなもの。

新作かなと思っていたけど、ベスト版と言う感じでした。おかげで名作三村さんの「自己紹介」「アルバイト」、倉品さんの「仕事をしないじいさん」、水寄さんの「オヤジ」「マリー・アントワネット」、大久保さんの「エステの人」が観られた。三村さんに至っては「おまえの自己紹介観るの3回目だよ〜」って自分ツッコミのアドリブ(?)入れてましたがその3回全部観ています(笑)

印象としては今回女優陣が強かった!パワー前提のぴんものは女優には苦しいと聞いてますが、いやいや今回は凄い破壊力だったよ…新作では大久保さんの「三代目西荻屋」がサイコーに面白かった。

このスタイルを始めてもう7年ほど経つ。かなりな訓練が必要なので、役者陣はなかなか劇団以外の活動が出来ないと思いますが、外部試合にも強そうなひとたちばかりなので外での活動も観てみたいんだけど、時期的にどうなのかな。難しいとは思うけど。

でもホント本公演も面白いんだよ!ホントに!次回は夏にオイディプスです。6月に蜷川さんも野村萬斎さんを迎えてオイディプスをやるそうで、どちらも楽しみ。