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2001年12月08日(土)
おどりの芸術

パパ・タラフマラ『WD』@世田谷パブリックシアター

4章構成、約3時間の長丁場。

タイトルの『WD』は「What have we Done?」からなのだが、宣美に「WんことD刃包丁」のコピーがあった様に、第3章ではこのふたつの巨大オブジェも出てきて大ウケ。第1、2章では緊張感溢れるヴォイスパフォーマンスとダンスのパートだっただけにここで一気に場が砕けた。シリアスさとアホらしさ、高潔さとエロさが同居する面白さ。

ひとりメチャクチャ踊りが格好いい女のコがいて序盤から釘付け。シルバーでベリーショートの髪をした女のコなんだけど、何て名前なんだろう。役名とかないからキャスト表と照らし合わせても判らない。クラシックバレエをきちんとやっているなと思わせる姿勢やバランスの取り方で、ジャンプから着地迄の一連の動作がとても美しい。運動量が物凄い。ソロも多かった。また観たいな。

余談だが前夜、高橋洋くんが「やっぱり芝居をしたい。『ロミオとジュリエット』で再出発です、ロミオ役です!」って言っていて「復帰後いきなり主役!?よかったね!」とか話した夢を見た。目が覚めて「なんなんだ…?」と動揺。寝る前に『GO』パンフレットの『ロミオとジュリエット』引用についてのコラムを読んでいたからかなと思った。これはこれでいったん忘れていたのだが、この日会った友人の友達が彩の国版『ロミオとジュリエット』に出演していたと言う話を聞かされビックリ。これ、高橋くんが蜷川カンパニーデビューした作品なのだ。しかもその友達も役者を辞めてしまったと言う。…なんだろう、なんでこの日にこんな夢を見たのかな。正夢だったらいいねえ(泣)しかし夢に見る程気にしてるんだ自分…(黙)。